>>横綱・照ノ富士、敗戦後の意味深なシーンに心配相次ぐ 中継リポートでも気がかりな指摘が? 因縁の古傷が再び爆発か<<
幕内の取組では基本的に実況、正面解説、向正面解説の3名体制が組まれている同局の大相撲中継。この日は実況が同局・大坂敏久アナウンサー、正面解説が北の富士勝昭氏(元横綱)、向正面解説が錣山親方だったが、横綱土俵入り後に大坂アナが「今日の向正面は元関脇・寺尾の錣山親方です。錣山さんよろしくお願いします」と紹介した時点で錣山親方はまだ向正面解説席に到着しておらず。これを受けた北の富士氏は笑い交じりに「まだ来てない」と口にし、大坂アナも「これから席に着き次第お話を伺おうと思います」と一旦紹介を後回しにした。
そこから約10分後、大坂アナから改めて紹介を受けた錣山親方は「すみません、ちょっと館内で迷ってしまいまして。すみませんでした」と平謝り。これを聞いた北の富士氏から「心配したよ」と言われると、「すみません、北の富士親方すみませんでした」と重ねて謝罪の言葉を口にした。
錣山親方のハプニングを受け、ネット上には「何があったんだって思ったら迷子かよ!(笑)」、「解説で遅刻って相当異例じゃない? 少なくとも自分が見た限りでは初めて」、「直前まで何か別の仕事やってて、その後急いで解説席向かおうとしたら道間違えたって感じかな」、「めちゃくちゃバツ悪そうにしててちょっと面白いな」といった反応が寄せられている。
一方、「現役時代から数えたら30年以上今の国技館で仕事してるのに迷うなんてことあるか? 何か別の理由があるんじゃないか」、「体調不良を隠してるとかじゃなければいいけど…」、「持病が悪化したとかそういう理由じゃないことを祈りたいな」といった心配の声も複数挙がった。
「錣山親方は当時協会審判部所属だった2017年5月場所を持病の不整脈による体調不良で途中休場し、同年7月に体調を考慮され審判部から外れています。こうした過去があってか、突然の遅刻を受けて体調面に問題が発生したのではと心配する声は少なからず見受けられます」(相撲ライター)
中継登場後は特に何事もなく解説を務めた錣山親方。ただ、過去にほとんど例がない遅刻は多くのファンを動揺させてしまったようだ。
文 / 柴田雅人