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「用事がある」翌日に変死体となった男性、家族も友人も知らない顔が?【未解決事件ファイル】

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画像はイメージです

 2013年12月31日午前9時40分頃、埼玉県の河川敷で変死体が発見された。被害者は当時59歳の男性。消波ブロックに挟まっているところを、たまたま釣りに来た男性が発見した。

 被害者は遺体が発見される前日夜に、「用事がある」とだけ妻に言い残して外出。そのままトラブルに巻き込まれたとみられる。

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 遺体には、頭や顔、首などに刺し傷や切り傷があり、現場近くでは凶器とみられる刃渡り10センチほどのナイフも見つかっている。現場には激しく争った形跡も残っていることから、何者かに殺害された可能性が高い。遺体の状態から前日(30日)の夜に殺害されたとみられている。

 司法解剖の結果、死因は刃物で刺されたことによる失血死。財布などの貴重品は一切盗まれておらず、遺体には執拗に刃物で刺した痕が残っている。警察は明確な殺意を持った人物による怨恨殺人の可能性が高いと考えた。しかし、被害者は社交的で世話好き。明るく朗らかな性格でもあり、近所や同級生の間でも被害者の人の良さは評判であった。

 さらに、被害者は友人も多く、頻繁に知人や友人と会食を楽しんだり、外出をしたりしていたという。妻も事件前日の夜、被害者が仲の良い友人と会うと考えていたよう。妻の証言によると、外出前も被害者に変わった様子は見られなかったそうで、突然の出来事に驚きを隠せないようだったという。

 なお、被害者と普段よく会っている親しい友人や知人は、遺体発見前日に会う約束をしていない。結局、被害者はどこへ、どのような用事を済ませに外出したのか分からなかった。

 被害者は誰に殺害されたのか、容疑者は何の目的があって犯行に及んだのかなどは未だに分かっていない。警察は「知人の恨みによる犯行の可能性」「たまたまトラブルに巻き込まれた可能性」の両面で捜査を進めているが、事件から10年以上経過した今も進展はない。近隣では事件の数日前から不審な外国人が住民によってたびたび目撃されていたといい、住民の間では「当時目撃されていた外国人が怪しいのでは」との憶測が広がっているが、現在外国人の行方は分かっていない。

 怨恨殺人の可能性が高いにもかかわらず、周囲から愛されていた被害者。事件当日、一体どのようなトラブルに巻き込まれたのか、早急な真相解明を願いたい。

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