28~29日に開かれた『NAMIMONOGATARI(なみものがたり)2021』。ヒップホップ系の音楽祭で、全国から5千人以上のファンが集まった。愛知では27日から新たに緊急事態宣言の対象となったばかりだが、イベントは予定通り、午前9時から午後8時頃まで行われた。
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だが、愛知県は主催者側に当日含め、5度にわたり酒の提供の自粛や感染防止対策を求めてきたという。イベントでは入場、退場時の消毒は行われていたようだが、ソーシャルディスタンスはなかなか守られず、マスクを外している観客の姿も。また、会場ではアルコール類も販売され、飲み物の缶を片手にイベントを楽しんでいる光景も見受けられたようだ。
これについて、コメンテーターのデービッド・アトキンソンが、母国イギリスなど海外の分析から「属性によって感染状況が違う」と指摘。サッカーの大規模イベントの後の感染が多かったのに対して、テニス、ゴルフは非常に少なかったと言及。その上で「コントロールが利かない属性の人が集まりやすいのか、そうではないのかということを見た上で対応の仕方を変えるべき」と主張した。
だが、谷原は「音楽のジャンルは実は関係ない」と私見。「主催者がどういう形で開催するのか。オールスタンディングなのか椅子を設けるのか、距離の取り方、ブロックの仕切り方だと思う」と述べ、「ヒップホップ全般が否定されるのは良くないと思う」と反論。
そして谷原は、なぜかこの前に議題に上がっていたワクチンと接種者の死亡の因果関係の話をし始め、イギリスの現状について質問。だが、アトキンソンは谷原に先ほど否定されたことが納得いかなかったようで、「その前に、集まる人の特徴に合わせて対策を打たなきゃいけない」と重ねて強調していた。
コメンテーターとなかなか息が合わない谷原だったが、このトークの締めくくりとして、「医療が逼迫している今は我慢、我慢」としながら、「どういう風に楽しんでも受け止められる医療体制を国が整備して来なかったことが一番の問題」と政府の対応の遅さを批判した。
いきなり怒りの矛先を変えたことに、SNS上では「最後に国のせいだってぶっこんだ」「谷原…野外フェスの批判に無理やり政府が悪いとぶっ込んできた…! 所詮は芸能村出身…お里が知れるな!」「MCの谷原が国のせいにしたお陰で今日の伝えるべきメッセージが全部ダメになったな」「フェスの問題の最後、政府のせいにしてシメた谷原さんはちょっと違うと思う」と異論が起きていた。