>>楽天・オコエの手術発表に「何か裏がありそう」の声 不自然なタイミングが物議、“クビ回避説”も浮上<<
注目が集まったのは、「0-3」と楽天3点ビハインドで迎えた7回裏のプレー。2死後にこの日3度目の打席に立ったオコエは、ソフトバンク3番手・甲斐野央がカウント「1-2」から投じた157キロの高め直球を強振。打球はセンター前に弾むクリーンヒットとなった。
すると、オコエはセンター・真砂勇介が深い位置で打球を捕球したのを見てか、全速力のまま一塁を蹴り二塁を狙う。しかし、真砂が二塁・三森大貴へ正確にノーバウンド送球をしてタッチアウトとなってしまった。
結果的には暴走となったオコエの走塁だったが、ネット上には「アウトにはなったがいい走塁、送球が少しでも逸れてればセーフだった」、「普通に一塁ストップだと思ったからビビった、相手の隙を少しでもつこうとするのは好感が持てる」、「今までとはまるで別人みたいな積極性だ、とうとうやる気を出してくれるんだろうか」、「何がきっかけで変わったんだろう、まさか妹の銀メダルに触発されたのか?」と驚きや賞賛の声が寄せられている。
「2015年ドラフトで1位指名を受け楽天に入団したオコエですが、2016~2019年の成績は『188試合・.219・9本・38打点』と今ひとつで、2020年はプロ入り後初の一軍未出場で終了。この間は“調整不足でキャンプインし当時の梨田昌孝監督が激怒”(2017)、“球団寮の門限を守らず二軍昇格が取り消しに”(2017)、“奇抜な髪型に当時の平石洋介監督が激怒”(2019)と素行面で悪目立ちすることもしばしば。2020年オフの契約更改では石井一久監督から『そろそろ出てこないと彼自身の野球人生が苦しくなってくる』と最後通告のような厳しい言葉をかけられましたが、迎えた2021年も2月に左手関節の故障で早々に離脱すると、6月には知人に『野球はもうやる気が起きない』と漏らしたことを一部週刊誌に報じられるなど前半戦は明るい話題はほとんどありませんでした」
「ただ、五輪中断中のエキシビションマッチで打率3割をマークすると、8月13日からスタートした後半戦も18日終了時点で『.333・0本・2打点』と好調を維持。オコエの状態が急に上向いた詳しい理由は不明ですが、中断中に妹・オコエ桃仁花が女子バスケ日本代表の一員として銀メダルを獲得していることから、ファンの間では『妹には負けていられない』と奮起したのではという声も複数挙がっています」(野球ライター)
15日・西武戦では消極守備を連発し5回表からベンチに下げられるなど、守備面ではまだ集中力に欠ける部分が見受けられるオコエ。現在の好調ぶりが本物なのか、それとも“確変”なのかは今後も大きな注目を集めそうだ。
文 / 柴田雅人