千葉ロッテマリーンズでは、1000勝までのカウントアップ記念企画として、場内アナウンス担当31年目(川崎球場時代から)で、なんと998勝の全試合に立ち会っている谷保恵美さんが選んだ「記憶に残る勝利試合」のハイライト動画を球場マリンビジョンで放映している。998勝達成を記念して谷保さんが選んだ試合は、伊良部秀輝投手(故人)が1失点完投勝利を挙げた1995年7月6日の近鉄バファローズ戦(ZOZOマリンスタジアム通算100勝目)だという。
この試合のハイライト動画は、翌15日に行われたオリックスバファローズ戦(ZOZOマリンスタジアム、17:00試合開始)の試合開始前16:10頃に球場マリンビジョンで放映され、雨の中、ZOZOマリンスタジアムに駆けつけたオールドファンを喜ばせた。
谷保さんは「ストライプユニフォーム初年度となった1995年7月6日の近鉄バファローズ戦は思い出深い試合となりました。この勝利はマリン通算100勝目。先発の伊良部秀輝投手が躍動感溢れる投球で近鉄打線を2安打に抑えて完投しました。放送室から見せていただいたマウンド上の貫禄のある姿。そして聞こえてきた剛球がミットに収まるイイ音は、今も鮮明に私の記憶の中に残っています。いよいよマリン1000勝まであと2勝です。リーグ優勝に向けて負けられない試合が続く中で、どのようなドラマチックな勝利を見せていただけるか楽しみにしています。リーグ優勝のその瞬間まで突き進んでいきましょう」とZOZOマリンスタジアム1000勝目に立ち会うだけではなく、リーグ優勝への弾みにしたい思いを明らかにしている。
ロッテは15日の試合でオリックスに敗れたため、ZOZOマリンスタジアム1000勝へのマジックは「2」のままだが、17日からの埼玉西武ライオンズとの3連戦で突破したいところだ。
(どら増田)