報道によると、朝乃山は11日に行われる協会臨時理事会を前に引退届を提出。これを受け協会は引退届を不受理とした上で、4~6場所の出場停止処分を理事会で下すとみられている。なお、最大期間と予想される6場所出場停止処分が下った場合、朝乃山は大関から三段目まで番付が降下することが濃厚だ。
また、錦島親方も朝乃山と同じく、外出期間中にルールを破って外食などをしていたとのこと。この件について協会のコンプライアンス委員会から調査を受けた錦島親方は退職届を提出し、協会は11日の理事会で受理する見通しだという。
今回の一件を受け、ネット上には「同時期に師匠と弟子が同じような違反するなんて前代未聞だ」、「錦島親方が若い衆と居酒屋行ってたっていう貴闘力の動画での話は事実だったのか」、「違反の事実から処分内容まで大体貴闘力の暴露通りだな」といった反応が多数寄せられている。
一方、「師匠の退職届は受理、弟子の引退届は未受理って方向なのはなんか納得できない」、「阿炎と同じ形をとるつもりなんだろうが、一時的に下位に落としても時間経てば戻ってくるから意味がない」、「見せしめの意味も含めて受理して辞めさせた方がいい、番付降下で済ませたら他の下位力士にとってもいい迷惑だ」と、朝乃山の引退届が不受理とみられていることへの不満も複数見受けられた。
>>キャバクラ通いの朝乃山、師匠もルールを破り外出か 貴闘力氏が暴露、協会側も違反行為を把握済?<<
「錦島親方の違反の件については、元関脇・貴闘力氏が5月25日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画で暴露しています。動画で貴闘力氏は『親方がそういうことをやってるのに、朝乃山(だけ)がそうなる(罰を受ける)のはかわいそうな話。(だから)朝潮さん、多分処分されると思う』と錦島親方が立場を失うのではと推測していましたが、退職届が受理されればその通りの展開となります。一部では退職によって『錦島』の年寄名跡が空くため、年寄株不足が問題視されている協会は喜んで受理するとみられていますね。なお、朝乃山については昨年7月の阿炎(2020年7月場所中のキャバクラ通い発覚、その後3場所出場停止に)と同じく、協会は引退届提出を反省の証と見なし、引退勧告は行わずに出場停止処分にとどめるとみられています。この点についても貴闘力氏は同動画内で『阿炎は三役(で3場所)だから、大関ってなったら温情込めて(も)4場所(以上)』と処分内容を予想しつつ、『(休場明けの)阿炎は7勝、7勝で、力のある奴はすぐに(番付)上がってくる』、『(朝乃山も)十両(以下に)落ちたら全部勝って上がってくるよ』と出場停止処分にそれほどの効果はないと主張しています」(野球ライター)
一部では「錦島親方は退職届を出すことで朝乃山を延命させようとしたのでは」との声も挙がっている今回の一件。朝乃山に下される処分は果たしてどのような内容となるのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
貴闘力氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCNxyWUfEIBTV4I1C9E4OyCg