朝乃山
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スポーツ 2023年07月19日 17時30分
左腕負傷の朝乃山、“4週間安静”のはずが中4日で復帰?「無茶しすぎでは」驚きの声も、勝ち越しに未練か
大相撲7月場所8日目の16日、日本相撲協会に「左上腕二頭筋部分断裂で4週間の局所安静を要する」との診断書を提出し同場所を休場していた元大関・朝乃山(現平幕)。20日の12日目から再出場すると19日に報じられた。 報道によると、朝乃山は治療により左腕の状態が上向きになったことから、師匠・高砂親方(元関脇・朝赤龍)と話し合いの上再出場を決断。19日に応じた取材では「最初に比べると痛みもない。ここまで番付を戻した。このまま休んで下がるのと、出て負けて下がるのでは違う。少しでも、一勝でも多く勝ちたい」と意気込みを口にしたという。 朝乃山は15日の7日目、今場所3敗目を喫した関脇・豊昇龍戦で相手の投げをこらえた際に左腕を痛め翌日から途中休場に。ただ、休場後も部屋の朝稽古には参加しており、19日も時折左腕を気にしつつも、腕立て伏せや若い衆への胸出しなどを精力的に行っていたという。 >>横綱・照ノ富士の故障休場、行司の責任も?「まわし待ったかけるべき」現役親方は苦言、昨年の“トラウマ”も判断に影響か<< 朝乃山の再出場に、ネット上では「ここから再出場するのは無茶しすぎでは?」、「怪我悪化のリスクもあるのに強行出場するのか」、「休んだままでも十両に落ちたりはしないのに」、「勝ち越し狙いつつ負け数を抑えたいってことか?」といった驚きの声が寄せられた。 「今場所を東前頭4枚目で迎えている朝乃山は、18日の10日目時点での勝敗が『4勝4敗2休』。千秋楽まで休場すると『4勝4敗7休』と7つ負け越しになり、9月場所で前頭10枚目前後まで番付を落とすことが濃厚です。一方、20日の12日目からの再出場で1勝でも挙げればその分、番付の下落は抑えられますし、4戦全勝なら勝ち越しで逆に番付上昇の可能性もあります。朝乃山としてはこのまま休むよりは、再出場してやれることをやった方が今後につながると考えたのでは。また、今場所は右肋骨骨挫傷により初日から休場していた大関・霧島が4日目から再出場し、10日目時点で『4勝4敗2休』と勝ち越しへ向け奮闘しています。この霧島の存在も再出場判断に影響した可能性もゼロではなさそうです」(相撲ライター) 19日の取材では「いろんな意見があると思いますが、自分で判断して決めたからには覚悟を持って土俵の上に上がりたいです」とも口にしていたという朝乃山。不退転の決意は吉凶どちらに転ぶのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年07月03日 20時30分
元大関・朝乃山、角界OBの動画で腰故障発覚?「三役復帰キツくなる」7月場所への不安要素に心配の声
元大相撲力士・臥牙丸氏(元小結)が2日、自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、元大関・朝乃山(現平幕)が登場。動画内での発言が話題となっている。 今回の動画で臥牙丸氏は、朝乃山が所属する高砂部屋の朝稽古を見学。高砂親方(元関脇・朝赤龍)と時折話しながら力士たちの稽古を見守った後、鉄砲やすり足を黙々とこなしていた朝乃山を呼び止め言葉を交わした。 注目が集まったのは、臥牙丸氏に「体の調子は?」と聞かれた朝乃山の回答。朝乃山は「ちょっと腰痛めとって。もうこれ治れば大丈夫です」と、発症時期や症状の重さは不明ながら腰の故障を抱えていることを明かした。 朝乃山は先の5月場所では初日から千秋楽まで皆勤し、「14勝1敗」で優勝した横綱・照ノ富士に次ぐ「12勝3敗」の好成績をマーク。場所後に行われた春巡業(4月2~30日)も、前半は発熱による一時離脱があったものの後半は皆勤していた。 >>ネット騒然、朝乃山優勝直後の一部観客に「民度低すぎる」怒りの声 今場所相次ぐルール違反、今度は“指笛”<< 朝乃山の発言を受け、ネット上には「え?これまで腰痛めてるなんて情報あったか?」、「動画で他力士と相撲取ってなかったのも腰故障の影響だったのか」、「本人の表情見る感じ軽症っぽいけど不安」、「出稽古でも格下に不覚とってるらしいし、場合によっては三役復帰キツくなるのでは」といった心配の声が寄せられた。 「朝乃山は愛知・名古屋で行われる7月場所に先立ち6月下旬に同地に入り、高砂部屋に出稽古に来た他部屋の関取と精力的に相撲を取っていることが伝えられています。ただ、7月2日の稽古では7月場所で新入幕となる豪ノ山(武隈部屋)と行った三番稽古で、前半は7連勝も後半は4勝3敗と盛り返されたそうです。普段とは違う取り口を試す、あえて不利な体勢から取組を行うといった試行錯誤の結果なら問題はないのですが、もしコンディション不良によるものならば7月場所は苦戦をしいられそうです」(相撲ライター) 現在29歳の朝乃山は当時大関だった2021年5月場所前、新型コロナ感染予防の協会ガイドラインに違反し複数回キャバクラに通っていたこと、協会側に当初虚偽報告を行ったことなどから、同年6月に「6場所出場停止、50%の減給6カ月」という処分を受けている。処分明けの2022年7月場所では三段目まで番付を落としていたが、そこから徐々に番付を戻すと、2023年5月場所では9場所ぶりに幕内復帰し好成績を残していた。 東前頭4枚目で迎える7月場所では、役力士と総当たりになる見通しの朝乃山。先場所以上に厳しい戦いを乗り切り三役に復帰することも期待されているが、15日間皆勤し結果を残すことはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について臥牙丸氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@gagachannel2207
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スポーツ 2023年05月06日 11時00分
元大関・朝乃山、5月場所の優勝争い厳しい?“キャバクラ謹慎”乗り越え幕内帰還も、先場所露呈した致命的弱点は
5月14~28日にかけ開催が予定される大相撲5月場所。横綱・照ノ富士の出場可否、3月場所優勝・霧馬山の大関とりと並んで注目されるのが元大関・朝乃山の幕内復帰だ。 朝乃山は当時大関だった2021年5月場所前、新型コロナ感染予防の協会ガイドラインに違反し複数回キャバクラに通っていたことが一部報道により発覚。協会側に当初事実無根と虚偽の報告を行ったことも響き、同年6月に「6場所出場停止、50%の減給6カ月」という処分を下された。 処分が明けた2022年7月場所では西三段目22枚目まで番付を落としていた朝乃山だが、同場所で三段目優勝を果たすと幕下も2場所で通過。十両に復帰した2023年1月場所では十両優勝(14勝1敗)を果たすも筆頭に留め置かれたが、3月場所で「13勝2敗」をマーク。5月場所では実に9場所ぶりに幕内に復帰することが決定的となっている。 >>ネット騒然、朝乃山優勝直後の一部観客に「民度低すぎる」怒りの声 今場所相次ぐルール違反、今度は“指笛”<< 3月場所後の朝乃山は春巡業(4月2~30日)をかぜで一時離脱する事態に見舞われながらも積極的に稽古を行っており、4月25日にはコロナ禍前ぶりに出稽古を行ったことも伝えられている。元々大関を張っていた実力に加え、場所前調整も順調とあれば優勝争いも大いに期待できそうな調整ぶりだが、「いきなり優勝争いはキツい」、「とりあえず2ケタ勝てば今場所は御の字では」と期待が膨らんでいないファンもいるようだ。 「一部ファンが朝乃山にシビアな視線を向けているのは、3月場所の内容が関係しているとみられます。同場所の朝乃山は13勝2敗と数字だけを見れば立派ですが、2敗のうち1敗は過去のガイドライン違反・外食発覚により1月場所休場処分を食らった上、3月場所前にはヘルニア除去手術を受けさほど稽古ができていなかった逸ノ城。もう1敗は平幕で黒星先行と苦戦する中で十両取組に当てられた王鵬と、お世辞にも好調とはいえないような力士相手に負けています。また、千秋楽では1月場所で幕下15枚目格付出としてデビュー、3月場所で十両に上がったばかりの落合相手に勝ちはしたものの終始攻められるという一番もありました」(相撲ライター) 逸ノ城、王鵬相手の敗戦、落合相手の大苦戦が低評価につながっている朝乃山だが、この3番はいずれも立ち合いすぐに右を差され、抱え込まれたことで劣勢に追い込まれている。得意とする右四つ左上手に付け込まれている形だが、左腕の使い方を工夫し差し手を封じる、立ち合いの当たりを強くし容易に差させないようにするといった対策をとらなければ、5月場所も取りこぼしが頻発しかねない。 実際、朝乃山自身もこの点は重大な問題と認識しているようで、4月23日には照ノ富士から右四つにおける左右の腕の使い方について助言をもらったことが伝えられている。本人は「頭に入れてやっていかないといけない。すぐにはできないので、少しずつやっていかないと」と一朝一夕で習得できるような技術ではないと示唆したというが、右四つを武器に横綱まで上り詰めた照ノ富士の教えをどこまで落とし込めるかが今場所、そして今後のキャリアを大きく左右しそうだ。 5月場所の朝乃山は平幕中位、前頭10枚目前後に置かれると予想されている。上位陣との対戦はあまり組まれない位置だが、優勝争いに絡めば審判部が割を崩して上位戦を組む可能性は十分。展開次第では霧馬山、豊昇龍、若元春といった、自身の出場停止中に三役にのし上がってきた力士たちとの対決もあり得るが、元大関の実力を見せつけるのか、それとも思わぬ苦戦をしいられるのかは要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年02月27日 15時30分
大相撲、朝乃山の再入幕お預けに「納得いかない」と疑問相次ぐ ライバルとの直接対決で期待も、昇進判断には無関係?
先場所14勝1敗で十両優勝を果たした十両・朝乃山。27日に相撲協会が発表した3月場所の新番付で十両に留め置かれたことが判明し物議を醸している。 今回発表された番付では先場所西十両筆頭で9勝6敗の武将山、東十両2枚目で9勝6敗の北青鵬、東十両5枚目で11勝4敗の金峰山、西十両6枚目で12勝3敗の大翔鵬(再入幕)がそれぞれ幕内に昇進。一方、西十両12枚目で14勝を挙げた朝乃山は東十両筆頭止まりで再入幕はならなかった。 >>大相撲、貴景勝戦中の一部観客に「マナー悪すぎ」ヤジ連発で怒りの声 取組も3度ストップ、原因はルール緩和?<< 3月場所の入幕は先場所東前頭7枚目で全休の逸ノ城、西前頭11枚目で2勝3敗10休の栃ノ心、幕尻の西前頭16枚目で4勝11敗の千代丸、西前頭12枚目で場所中に引退した隠岐の海(現君ヶ濱親方)の分で空いた幕内4枠を前述の5名で争う構図。番付は勝ち越し1つにつき1枚上がるのが原則とされているが、それぞれの位置・勝ち越し数を考慮すると武将山、金峰山、大翔鵬は当確。残り1枠も東十両2で勝ち越し3(東前頭15枚目相当)の北青鵬と西十両12枚目で勝ち越し13(西前頭15枚目相当)の朝乃山とでは前者の方がわずかに有利とみられていた。 朝乃山の十両留め置きに、ネット上では納得の声が上がったが、中には「じゃあ先場所千秋楽でなぜ直接対決を組んだのか」、「北青鵬当てられて勝った朝乃山を上げないのは納得いかない」、「どちらを入幕させるか判断するために対戦させたんじゃなかったのか?」、「これはちくはぐすぎる、十両残留ならなぜ北青鵬戦を組んだ?」といった疑問の声も少なからず見られた。 「今回明暗が分かれた朝乃山と北青鵬は先場所千秋楽で対戦し朝乃山が上手投げで勝利していますが、朝乃山は前日14日目に13勝目をマークし十両優勝、北青鵬も同日までに9勝を挙げ勝ち越し決定済みと、特に何かがかかっているわけではない状況。そのため、ファンの間では取組を編成する協会審判部が、幕内昇進をかけた一番という意味合いで対戦を組んだのではという見方も少なくありませんでした。ただ、今回の番付発表を見るに、協会としては両名の取組編成に特に深い意図はなかったようですね」(相撲ライター) ファンの間で物議を醸している朝乃山の十両留め置き。ただ、東十両筆頭で迎える3月場所は勝ち越せば5月場所での入幕は濃厚な状況となっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年01月01日 11時00分
大相撲、2023年初の大関昇進は若隆景? 正代・御嶽海に取って代わるか、“関脇以下最多勝”達成で期待高まる
2022年11月場所(同月13~27日)で大関・正代が関脇に転落、関脇・御嶽海が特例での大関復帰に失敗したことで、2023年1月場所は125年ぶりに1横綱(照ノ富士)・1大関(貴景勝)となる大相撲。ふがいない元大関たちに代わる新大関の出現が早急に求められている状況だが、有力候補の1人として期待が集まっているのが関脇・若隆景だ。 2022年の若隆景は「12勝3敗」で初優勝した3月場所を含め、11月場所前までに幕内トップの49勝をマーク。11月場所は「8勝7敗」とギリギリ勝ち越しだったが、2位で追っていた関脇・豊昇龍、平幕・琴ノ若(どちらも55勝)を振り切り、57勝で単独での年間最多勝力士となった。 >>大相撲、阿炎優勝の裏で誤審発生? 舞の海氏ら解説陣も疑問、阿武咲戦での物言いナシが物議「取り直しが妥当だろ」の声も<< 関脇以下の力士が年間最多勝となったのは、年6場所制が定着した1958年以降では若隆景が4人目。1人目は1960年の関脇・大鵬(元横綱/66勝)、2人目は1992年の関脇・貴花田(元横綱・貴乃花/60勝)、3人目は2019年の小結・朝乃山(元大関・現十両/55勝)という顔ぶれだ。 4名の年間最多勝獲得はいずれも当時の横綱・大関陣が今ひとつだったことが主要因ではあるが、それでも若隆景より前の3名は全員翌年に大関に昇進し、前年の最多勝が決して偶然ではなかったことを自ら証明している。大鵬に至っては新大関で迎えた1961年1月場所から5場所連続2ケタクリア、7~9月場所では連続優勝を記録し一気に横綱昇進という離れ業をやってのけた。 過去3名が全員結果を残していることもあり、若隆景についても2023年の大関昇進を期待するファンは多い。もちろん、本人もそのつもりで1月場所から全力で取組に臨むだろうが、昇進実現には立ちはだかる課題も少なくはない。 2022年の若隆景は年6場所全て勝ち越しと一定の安定感を示したが、序盤5日間に限っては6場所中4場所で負け越し(計14勝16敗・勝率.467)を喫している。6日目~千秋楽の成績(43勝17敗・717)と比べても、序盤の相撲に弱みを抱えているのは一目瞭然だ。 2017年3月の入門から2020年3月まで若隆景を指導した先代荒汐親方(元小結・大豊)は『日刊ゲンダイDIGITAL』(2022年10月13日付)の記事内で、「なぜ序盤で星を落とすのか、私にもよく分からないのがもどかしい」と、若隆景が序盤に弱い理由は元師匠の立場でも分からないとしている。それでも、取りこぼしのリスクを少しでも減らすために序盤は毎日仕切りの間合いを変える、場合によっては注文相撲も辞さないといった工夫を施す価値はあるだろう。 また、若隆景は慎重181センチ・体重130キロと幕内では小柄な部類ということもあってか、相手の突き押しを跳ね返せないまま屈する相撲も少なくはなかった。11月場所でも初日の平幕・高安戦で立ち合いかち上げからの強烈な突きを止めきれず敗戦という一番があったが、圧力に負けない馬力を得るためにさらなるビルドアップも求められるところだろう。 2023年1月場所で14勝以上をマークすれば、三役で直近3場所33勝以上という大関昇進目安をクリアする若隆景。14勝は厳しいにしても、3月場所以降に望みをつなげるために最低でも2ケタ10勝は欲しいところだが、貴乃花らに続く大関昇進を今年実現させることは果たしてできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月13日 19時30分
元大関・朝乃山の気遣い称賛も、相手に解説が批判「これから怖くなる」 キャリア終了もあり得た? 取組決着直前の光景が物議
12日に行われた大相撲9月場所2日目。今場所初勝利を挙げた元大関・朝乃山(現幕下)の所作がネット上で話題となっている。 2日目が今場所初戦だった朝乃山は、昨年の学生横綱で今場所特例で幕下デビューを果たした川副と対戦。立ち合いから右四つと十分な体勢をとると、そのまま土俵外へ寄り倒し元大関の貫禄を示した。 注目が集まったのは、勝負が決する前後のこと。土俵際に追い込まれた川副はギリギリまで粘ろうとするも及ばず、ひざをくの字に折り曲げたままエビ反りのような体勢で地面に背中から倒れ出す。その瞬間、朝乃山は両腕を川副の懐から抜くとそのまま地面につき、川副に過度に体重がかからないような体勢をとった。また、その後はすぐに川副に右手を差し出し起き上がる手助けもしていた。 >>ネット騒然、朝乃山優勝直後の一部観客に「民度低すぎる」怒りの声 今場所相次ぐルール違反、今度は“指笛”<< この朝乃山の所作を受け、ネット上には「寄り倒す瞬間に瞬時にかばい手つく気遣いは素晴らしい」、「起き上がった後に何の躊躇もなく右手を差し出したのも好感が持てた」といった称賛の声が相次いだ。 一方、中継解説・松ヶ根親方(元幕内・玉力道)や一部ファンの間では、敗れた側の川副の取り口が問題視されている。松ヶ根親方は取組終了後、川副に対し「柔らかいんですけども、こういう相撲をとってしまうとちょっとこれから怖くはなりますよね」と無理な粘りは故障リスクが高いと指摘。ネット上にも「両ひざ壊れかねないって怖くて見てられなかった」、「キツい言い方だけどあれはただの悪あがき、キャリアを棒に振らないためにも今後は控えてほしい」といった意見が散見される。 取組後に応じた取材では「最初の相撲で朝乃山さんと対戦でき、いい経験になった。次は思い切り頑張りたい」と前向きなコメントを口にしたという川副。元大関から受けた“プロの洗礼”を今後の糧とすることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年07月30日 11時00分
ネット騒然、大関・正代の頭に座布団が直撃!「マズい当たり方では」と心配も、7月場所で相次いだ一部観客のルール違反
平幕・逸ノ城が「12勝3敗」で自身初優勝を果たし幕を閉じた大相撲7月場所(10~24日)。新型コロナの影響で力士全体の約3割(全627名中174名)が休場に追い込まれた中、逸ノ城、横綱・照ノ富士(11勝4敗)、大関・貴景勝(11勝4敗)の3名が最後まで優勝争いを盛り上げた。 今場所は約2年半ぶりに観客数の制限が設けられなかったこともあり、観客の熱気や拍手の大きさがひときわ印象的な場所でもあった。ただ、久しぶりの現地観戦で興奮が抑えられなかったのか、一部観客が問題行動を起こしネット上で物議を醸している。 >>大相撲、非常識な勝ち方に「今すぐ角界から出て行け」批判殺到 横綱が謝罪する事態に、貴景勝以上に騒がれた取組後のダメ押し<< 5日目の横綱・照ノ富士対平幕・逸ノ城戦では、取組終了後に座布団が投げられ物議を醸した。同戦は逸ノ城にもろ差しを許した照ノ富士が、逸ノ城の両腕を極めようと試みるも不発に終わり寄り切りで敗戦。取組終了後、照ノ富士は東の徳俵前に戻り、後方に向き直す過程で一瞬、向正面を見た。 その瞬間、客席の観客が投げたと思われる座布団が照ノ富士の前方を左から右へ横切るように飛び、場内からは「あぁ~」とどよめきが起こる。照ノ富士自身は特に気にする様子を見せずに取組後の一礼を終えたが、ネット上には「誰だ今投げた奴は、もし当たってたら危なかったぞ」と苦言が寄せられた。 13日目の三段目・朝乃山対大青山戦では、場内に指笛が2回鳴り響き問題となった。勝った方が三段目優勝となるこの一番は、立ち合いから右四つの体勢を取った朝乃山が一気に相手を寄り切り勝利。場内からは朝乃山の優勝を祝福する拍手が起こったが、その最中に突然、一部観客が吹いたと思われる指笛の音が鳴り響いた。 さらに、その後行司が朝乃山に勝ち名乗りを上げた際にも、場内に再び指笛が響く。朝乃山本人は気に留めず、他の観客からもどよめきなどは起こらなかったが、ネット上には「1人で2回やったのか、別々の客がやったのかは知らんが明らかなルール違反」と非難が相次いだ。 14日目の照ノ富士対大関・正代戦では、取組後に投げられた座布団が正代を直撃するアクシデントも起こった。同戦は立ち合い鋭く踏み込まれた正代が右に動きながらの引き落としを見せ、優勝争いのトップを走っていた照ノ富士を地面にはわせる。大関の意地を見せた形の正代は拍手喝さいを浴びながら勝ち名乗りを受けようとしたが、腰を下ろした瞬間、客席から飛んできた座布団が後頭部に直撃し場内がどよめいた。 座布団は当たった勢いのまま正代の目の前に落ちてきたが、正代は全く動じないまま座布団を左手でつかむと、そのまま左横へポイっと軽く投げ捨てる。取組後に応じた取材では「顔に当たったら危ないけど、後ろからだったので大丈夫でした」と幸いにもけがはしなかった旨を語ったが、ファンの間からは「たまたま無傷で済んだけど、当たり方的にはかなりマズい当たり方だったのでは」、「座布団投げて力士に当てるなんて…怪我したら責任取れるのか」と心配や批判が殺到した。 角界では古くから下位力士が番狂わせを起こした取組後などに、座布団投げや指笛を吹く観客は時たま見られる。ただ、相撲協会は2012年1月26日に制定した観戦契約約款で座布団投げ(土俵、座席、通路、階段等の相撲場への物品の投げ入れ)、指笛(相撲場内外でみだりに気勢を上げ騒音を出す行為)のどちらも、取組や他観客に迷惑を及ぼすとして禁止行為に定めている。 にもかかわらず、今場所では一部観客によるルール違反が頻発し物議を醸した。次の9月場所(11~25日)ではこのような問題行動が出ないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年07月22日 20時30分
ネット騒然、朝乃山優勝直後の一部観客に「民度低すぎる」怒りの声 今場所相次ぐルール違反、今度は“指笛”
22日に行われた大相撲7月場所13日目。三段目優勝を果たした元大関・朝乃山の取組直後に響いた指笛がネット上で物議を醸している。 今場所ここまで「6勝0敗」の朝乃山はこの日、同じく6戦全勝の大青山と対戦。勝った方が三段目優勝となる大一番だったが、朝乃山は立ち合い相手を抱え込みつつ右四つの体勢を取ると、右上手を引いて一気に寄り切る盤石の相撲で見事勝利した。 取組終了後、場内からは朝乃山の優勝を祝福する拍手が起こったが、その最中に突然、一部観客が吹いたと思われる指笛の音が鳴り響く。さらに、その後行司が朝乃山に勝ち名乗りを上げた際にも再び場内に指笛が響いた。 >>大相撲、力士の反則見逃される?「真横で見てたのに」取組続けた行司に批判、ルールに問題アリと指摘も<< 朝乃山の取組後に計2回指笛が響いたことを受け、ネット上には「誰だよ今指笛吹いた奴、完全なルール違反だぞ」、「1人で2回やったのか、別々の客がやったのかは知らんが民度が低すぎる」、「観戦上のルールを1回読み直せ、つまみ出されても文句言えん行為だぞ」、「周囲の客がもし飛沫感染とかしたら責任とれるのか」といった批判が多数寄せられた。 「ネット上で物議を醸している指笛ですが、相撲協会は観戦契約約款で『相撲場内外でみだりに気勢を上げ騒音を出す行為』は禁止行為であると定めています。また、新型コロナの流行が始まった2020年ごろからは大声を出すことや、会場内でマスクを着用しないことなどをマナー違反としています。ただ、今回のような優勝が決まった一番や、下位力士の番狂わせが起こった取組の後には、興奮を抑えられずに指笛を吹いてしまう観客は時たま見られます。指笛は以前から土俵下などで集中力を高める力士の邪魔になると問題視されており、コロナ禍が続く現在は他の観客の飛沫感染につながるリスクもある危険な行為なのですが…」(相撲ライター) 今場所は横綱・照ノ富士が敗北を喫した初日、5日目の結び後にそれぞれ、一部観客が客席から座布団を投げるルール違反を犯してもいる。一部からは「入場者制限が無い(今場所は約2年半ぶりに通常開催)影響で久々にチケット取れた客が興奮を抑えきれていないってことか?」といった見方も上がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月14日 11時00分
大相撲、取組後の力士が「後味悪い」と大激怒! 御嶽海戦で物議の行司、過去にも大失態の数々
8日に行われた大相撲5月場所初日。力士たちが熱戦を繰り広げる中で物議を醸したのが、大関・御嶽海対平幕・高安戦で起こったアクシデントだった。 高安が立ち合いから圧力をかけ御嶽海を土俵際に追い込んだが、この際に御嶽海の後方で取組を裁いていた立行司・式守伊之助が押された御嶽海とぶつかり、吹き飛ばされるように土俵下に転落。御嶽海はここから体を入れ替え、逆に高安を土俵下へ押し出し勝利した。 この日NHK解説を務めた舞の海秀平氏(元小結)は「これ(接触)にも助けられてるように見えますよね」と接触が御嶽海に有利に働いたのではと指摘。ネット上にも伊之助が取組結果を狂わせたと批判するコメントが相次いだ。 >>大相撲、大関・御嶽海戦で行司が大失態!「引退考えた方がいい」取組中の接触・土俵下転落に怒りの声相次ぐ<< 伊之助が力士との接触で問題となったのはこれが初めてではない。2021年1月場所千秋楽の大関・正代対大関・朝乃山戦では、正代が朝乃山の押しを右方向に動きながらいなそうとした際、土俵を4分の1周ほど回ったところで回避が遅れていた伊之助と接触。一瞬気を取られた正代は、動きが鈍った影響からか朝乃山の押しをこらえられず土俵下に押し出された。 取組直後、正代は「は?」と言わんばかりのぶぜんとした表情を浮かべながら伊之助を数秒ほど凝視。また、その後の報道では名指しはしていないものの「後味の悪い内容」と不満をにじませたコメントが伝えられ、ネット上には正代への同情と共に「行司が力士の動きを妨害するなんて酷すぎる」といった伊之助への非難が噴出した。 また、伊之助は同年3月場所千秋楽・正代対朝乃山戦でも正代と接触し物議を醸している。この一番は熾烈な上手争いを制し左上手をつかんだ朝乃山が左上手投げで正代を強引に投げ倒したが、正代が投げられた方向に位置を取っていた伊之助は正代を避けきれずに土俵隅で接触。さらに、この接触でバランスを崩し背中から土俵下へ転落した。 転落後しばらくその場にうずくまった後、呼び出しらの肩を借りながら退場した伊之助。その後の報道では特に大きなけがはなかったと伝えられたが、ネット上には「あまりにも位置取りが悪すぎる、自業自得だ」、「2場所連続で正代と接触してて開いた口が塞がらない」と呆れ声が多数寄せられた。 62歳という年齢もあり、一部からは「判断能力や反射神経が限界を迎えているのでは」といった見方もされている伊之助。定年となる65歳まではまだもう少し時間があるが、これ以上の失態を防ぐことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年01月25日 15時30分
キャバクラ通い・朝乃山、復帰が早まる? 横審委員長が「処分軽減」言及で驚きの声、不振の貴景勝・正代への怒りもあるか
キャバクラに通っていたことが昨年の大相撲5月場所中に発覚し、6月に日本相撲協会から「6場所出場停止、50%の減給6カ月」の処分を受けている元大関・朝乃山(現十両)。25日に伝えられた、横綱審議委員会・矢野弘典委員長の発言がネット上で話題となっている。 >>キャバクラ通い・朝乃山、先場所中にも外出写真を撮られた? 貴闘力氏の暴露に驚きの声、引退に繋がっていた可能性も<< 報道によると矢野委員長は24日、東京・両国国技館で開かれた横審定例会合に参加。終了後に行った会見の中で「6場所(出場停止)は何とかならないのかな、という意見が出ましてね。再考の余地があるなら再考してもらいたいものがあってもいいのではないかという感じであります」と、一部の委員から朝乃山の処分軽減を望む意見が出たことを明らかにしたという。 朝乃山の出場停止は昨年7月場所からスタートしているが、このままなら処分が解け復帰する今年7月場所では三段目まで転落する見通しとなっている。ただ、横審委員の中には処分期間を4、5場所に軽減し、1つでも高い番付で再始動させた方がいいと考えている委員もいるようだ。なお、これまでには元横綱・北の富士勝昭氏が2021年11月場所千秋楽のNHK中継内で「長すぎるんじゃないの?(処分)期間がね」、元関脇・貴闘力氏が12月18日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画内で「恩赦じゃないけど、(処分は)4場所にしてあげようみたいな形でもいいかなと思う」とそれぞれコメントするなど、複数の角界OBから処分見直しを求める意見が挙がっている。 この矢野委員長の発言を受け、ネット上には「ファンや外野のOBじゃなく、協会に近いところから処分軽減論が出たのは初めてじゃないか」、「仮に今場所で処分終了なら幕下上位付近にはとどまれるとは思うが…」と驚きの声が寄せられた。一方、「現大関の体たらくにキレてる説もありそう」、「両大関があまりにも振るってないことへの不満もあるんだろうな」と、処分軽減論が挙がった背景を推測するコメントも多数みられた。 「今場所は横綱・照ノ富士(11勝4敗)、関脇・御嶽海(13勝2敗)、平幕・阿炎(12勝3敗)が千秋楽まで激しい優勝争いを展開し、賜杯を手にした御嶽海が新大関の座を確実にするなど大きな盛り上がりを見せました。一方、現大関陣は貴景勝(1勝3敗11休)が右足首負傷を理由に4日目から途中休場し、正代(6勝9敗)も優勝争いに全く絡めないまま負け越しとどちらもカド番に。次場所の3月場所では、2人そろって関脇転落という最悪の事態も考えられます。このように両大関の体たらくが、横審内で朝乃山の処分軽減を望む意見が挙がった一因ではとみているファンも少なからずいるようです」(相撲ライター) 25日の報道では相撲協会・芝田山広報部長(元横綱・大乃国)が「すぐに(場所に)出るということではない」と処分軽減を否定しつつも、「目標がない中ではあるが、体は動かしている」と日々調整に励んでいることを語ったことも伝えられている朝乃山。一部からは「ちゃんと稽古してるなら、処分軽減無くてもすぐに元の地位には戻ってこられるのではないか」という見方も挙がっている。文 / 柴田雅人
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