気になる報告書が公開されるのは今月末の予定とのことだが、報告書の内容の説明を受けた関係者から様々な情報が出てきている。
それによると、過去10年間に起きたUAP(未確認空中現象)に関する120件の事件を分析した結果、これらは米軍または他の機関の秘密技術がUFOと間違えられたケースではないことが明らかになったという。
また、これらの物体が地球外のものであるという証拠はないとしながらも、現状ではまったく説明がつかないと結論づけており、矛盾した内容になっているそうだ。少なくとも我々の考えが及ばない未確認飛行物体が実在することは否定できず、政府関係者でさえもその正体については現状、ほとんど分かっていないことが伝聞からうかがえるという。
また、このUFO情報に関する報告書提出を受けてか、現在NASAも未確認空中現象について調査しているようで、新しく任命されたNASA長官のビル・ネルソン氏がNASA所属の研究者に米海軍パイロットが目撃したUFOの調査を依頼したという報告が上がっている。
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ネルソン氏はCNNのレイチェル・クレイン氏のインタビューに「科学者たちに『科学的な観点から見て、これらの物体が何であるか、また判断できるかどうか見てくれないか、そうすれば私たちはもっと良い考えを持つことができるのではないか』と言った。要するに、私たちは知りたいし、問題の解決を目指しているのです」と述べている。
米海軍や他の情報機関が成し得なかったことをNASAが成功させられるかはまだ分からないが、NASAがこの問題を調査しているという事実は、UFOの目撃情報が専門家たちによって非常に真剣に受け止められていることの証左といえるだろう。
問題の報告書は6月25日に公開される予定とのこと。果たしてどんな情報が出てくるのか、心待ちにしたい。
(山口敏太郎)
参考記事
US UFO report: 'we don't know what they are'(unexplained-mysteries.com)より
https://www.unexplained-mysteries.com/news/347451/us-ufo-report-we-dont-know-what-they-are
Now even NASA has started to investigate UFOs(unexplained-mysteries.com)より
https://www.unexplained-mysteries.com/news/347496/now-even-nasa-has-started-to-investigate-ufos