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火星に生命は存在するのか?これまでに報告された証拠の数々

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 NASAは新たな火星探査機パーサヴィアランス(Perseverance)ローバーが火星地表に着陸したと2月に発表した。その後も火星で初のヘリコプターの飛行に成功させるなど、様々なミッションを成功させている。今回のミッションの中には火星の生命に関する調査が含まれており、多くの研究者らがその動きを見守っている。

 火星には、過去に生命が存在したという説や、過酷な環境だが今も下等生物が生息しているという説などが存在している。そして、現在でもその証拠を裏付けるような画像や物証が報告されているのだ。

 先日、Advances in Microbiology誌で発表されたものが「火星に菌類が存在する証拠がある」と主張する論文だ。過去に火星探査機「オポチュニティ」のローバーが連続で撮影した写真を参考にしており、そこにはホコリタケを思わせる菌類のようなものが火星の土の中から現れ、大きくなっていく様子が捉えられている。この球状のものは一度ローバーの車輪によってつぶされてしまうが、その後新しいもの(一部は茎らしき組織を持つ)がローバーの残したわだちに生じてきたというのだ。だが、この菌類はおそらくヘマタイトという鉱物の小さな球状の破片「ヘマタイト・コンクリーション」ではないかという反論が出ている。

 また、火星から地球に飛来した隕石に「虫の化石」が含まれていたという有名な事例も存在している。1984年に南極で回収された隕石の中から発見されたもので、顕微鏡で見るとミミズのような姿をした微小な生物らしきものの姿が確認できた、というものだ。隕石の年代から考えて、この虫は数十億年前のものの可能性があるとされたが、一方で単なる無機物の結晶がミミズのように見える構造を作り出すこともあるという意見もあり、未だに結論は出ていない。

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 今のところ火星に生命が存在する、したという確たる証拠は出ていないが、最近の調査結果では火星の大気中に微量のメタンがあると分かった。地球上の生物はメタンを放出しているため、これも生物が生命活動を行っている証拠ではないかとも言われている。一方で、メタンは加熱された岩石など地熱活動などによっても生成されることはよく知られている。

 火星に生命は存在するのか。その結論は火星探査機パーサヴィアランスの調査結果によって明らかになるのかもしれない。

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Revisiting 5 questionable claims of alien life(unexplained-mysteries.com)より
https://www.unexplained-mysteries.com/news/347153/revisiting-5-questionable-claims-of-alien-life

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