火星
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ミステリー 2023年07月09日 23時00分
火星の生物と地球の生物はDNAを共有している? 独自の起源を持つ生命体は宇宙のどこにいるのか
地球以外の惑星にも生命が存在している可能性は極めて高いとみられている。もちろん、知性を持つ高度な生命体が存在している可能性は低いかもしれないが、微生物などの生命体であれば生息している可能性は高い。 そんな地球外生命の可能性を調査している科学者たちが、氷に覆われた土星の衛星の表面から、生命が存在する証拠となりうる重要な化学成分が噴出している証拠を発見して話題になった。 惑星科学者のクリス・インピー氏は「土星の衛星のひとつで微生物が生きていることが発見されれば、宇宙に生命が存在する説を大きく後押しすることになる」とデイリー・スター紙のインタビューに語っている。 >>宇宙人とのファーストコンタクトは、公表されるまでに「数週間、数カ月」かかる!?<< 新著『Worlds Without End(終わりなき世界)』で他の惑星における生命の可能性を研究しているインピー氏は「火星における生命体の発見は、それほどエキサイティングなことではない」と述べる。 「火星から地球へ、そして確率は低いですが地球から火星へ石や岩が隕石という形で宇宙空間を移動することは可能です」 「ですから火星に存在する生命は、生化学的基盤や遺伝的構造が異ならない限り独立した起源であるとはいえず、地球の生命と似通っている可能性も十分に考えられます」 「しかし地球から遠く離れた土星の衛星であるエウロパやタイタン、エンケラドス、あるいは太陽系外縁部に生命が存在した場合は、ほぼ間違いなく独立起源であると言えるでしょう」 「ということは、生命は太陽系内で複数回誕生したことになり、銀河系の他の多くの場所にも存在することになります」 火星やエンケラドスから採取できたサンプルの中に、誤って地球由来の物質や生命体が紛れ込み、発見されないようにするのは非常に難しい。 しかしインピー氏は「ほとんどの宇宙船は発射台に到着する前に滅菌され、地球の大気を通過するときに再び滅菌されます。火星から持ち帰るサンプルは細心の注意を払って扱われるので、汚染の可能性はほとんどありません」と語る。 多くの人々にとっては残念なことかもしれないが、地球外生命体がどこで発見されようとも、その大半はエイリアンではなく、ほぼ間違いなく微小な生物だろうとインピー氏は語る。 「地球には、生命が陸に上がって進化を続け、植物や動物が発生する何十億年も前から微生物が存在していました」 「論理的には、我々のような文明や高度な生命体の前に微生物が存在することになりますから、こちらが見つかる可能性の方が高いでしょう」 「そして、もし私たちが自分たちの文明とよく似た文明を発見したとしても、すぐにその文明と交流したり、コミュニケーションをとったりするよりも、できるだけ多くのことを学ぶために、注意深くその文明を研究するでしょう」 「もし発見された生命体が我々より進化していないのであれば、我々はそれを導き、助けることができるでしょう」 インピー氏は自著の終章で、太陽に最も近い恒星とされるプロキシマ・ケンタウリの周りの惑星のひとつに将来有人のコロニーができるのではないかと推測している。 NASAの天体物理学者エリカ・ネスボルド氏をはじめとする一部の専門家からは、ここ地球での"生得権"から非常に遠く離れた惑星に人間が住まい、子どもたちを育てることについて倫理的な懸念を示す声が上がっている。 だがインピー氏は星への片道旅行の倫理についてはかなり楽天的に捉えており、「大人は選択し、権利放棄書にサインすることができる」と述べている。 一方で子どもたちに選択の余地はないが、「さまざまな境遇に生まれている彼らは唯一無二のパイオニアであり、それだけの価値があるのです」としている。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Martian life could share Earth DNA - but bugs on Saturn's moons would be 'new'(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/world-news/martian-life-could-share-earth-30290510
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ミステリー 2023年02月12日 23時00分
火星の生命の痕跡を分析 NASAが火星からの土壌サンプルを調査するための施設を開設予定
現在、アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)は、火星の地表で採取したサンプルを地球に持ち帰る「火星サンプルリターン(Mars Sample Return)」計画を共同で計画している。昨年12月21日には、NASAの探査機「パーシヴィアランス」が火星の岩石などのサンプルを収めた保管容器の一つを火星地表に投下することに成功したと発表している。 この保管容器は小型だが、地球外生命体の最初の証拠が含まれている可能性も期待されている。パーシヴィアランスがサンプル採取を行っている場所が、数十億年前に川が湖に流れ込み、扇形のデルタを形成したジェゼロ・クレーターとその周辺だからだ。 >>「2030年までに人類は月に住む」NASAの幹部が語る<< 川のデルタは、古代の微生物が生息していた痕跡を発見しやすい場所のひとつと考えられている。もし今回の火星の土壌サンプルに生物がいなかったとしても、少なくとも遠い昔に火星に存在したであろう生命の痕跡の化石を見つけられる可能性が高い、と期待する専門家は多い。 なお、このサンプル保管容器がまるで小さなライトセーバーのようだったため、写真が公開されるとそちらの点でも話題になったようだ。 このライトセーバー型保管容器の回収は5年後に打ち上げられる予定のNASAの宇宙船に搭載された2機の小型ヘリコプター。10個のサンプルがすべて回収されると、火星から飛び立つ最初のロケットとなる火星上昇機に積み込まれ、ESAの地球帰還船とランデブーする予定だ。 そして2033年、火星最初の土壌サンプルは「地球突入システム」と呼ばれる円盤状の宇宙船で地球に帰還し、ヒューストンのNASAジョンソン宇宙センターに開設される予定の「火星サンプル受領プロジェクト事務所(Mars Sample Receiving Project)」に輸送される計画になっている。 テキサス州議会議員ブライアン・バビン氏は、「火星で採取されるサンプルは、我々の宇宙をよりよく理解するための探求に不可欠である」と述べている。 また、同僚のシーラ・ジャクソン・リー氏は、「火星サンプルリターン計画は、今後の有人火星探査に不可欠です。このサンプル受領プロジェクト事務所を設立することは、我々が火星に対する知識を深め、火星への取り組みを前進させるための大きな一歩です」と語っている。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事NASA火星探査車がサンプル保管容器の地表配置を開始 火星サンプルリターン計画での回収を想定(SORAE)よりhttps://sorae.info/space/20221224-perseverance-deposited-1st-tube.htmlNASA building 'alien life facility' to probe lightsaber canister soil samples from Mars(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/nasa-building-alien-life-facility-29094185?int_source=nba
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ミステリー 2022年09月10日 23時00分
火星探査車パーサヴィアランスに搭載された実験装置、火星で酸素の生成に成功
現在、火星ではNASAが主体になって新たなミッションが行われている。その一つが「火星の生命の痕跡や証拠の発見」であるが、他にも「火星に人間が移住できるよう、火星の大気から酸素の生産を試行する」というミッションも課されている。 そして先日、NASAは火星探査機パーサヴィアランスに搭載されている実験装置が、火星で酸素の生成に成功したとプレスリリースで発表した。パーサヴィアランスには火星酸素原位置資源利用実験(MOXIE)という、火星の大気中にある二酸化炭素を酸素に変換する小さな立方体状の装置が搭載されている。 >>スフィンクス、指輪…火星に先史文明の痕跡? 異星人と古代文明には密接な関係が?<< 昨年、NASAの研究者たちはこの装置を日中や夜間、火星での季節に合わせた様々な大気条件のもとで7回テストを実施。その結果、どんな状況下であっても1時間に約6グラムの酸素を作り出すことに成功したという。この酸素量は地球上の小さな木が二酸化炭素を吸って酸素を吐き出すのとほぼ同じ量であり、一人の宇宙飛行士が10分間呼吸する量に相当するという。 MOXIEの研究を率いるMITのジェフリー・ホフマン氏は、「これは、他の惑星の表面にある資源を実際に使用し、それを人間のミッションに役立つように化学的に変換した最初のデモンストレーションであり、歴史的快挙です」と驚いている。今回の概念実証が達成されたことで、NASAは最終的にこの装置のもっと大きなバージョンを火星に送り込み、近い将来に計画されている有人探査に備え、火星で着実に酸素を作り出せるようにすることを想定している。MOXIEを運用しているチームは、それまでこの装置の限界を確認するために厳しいテストを行うつもりと語っている。 チームメンバーのマイケル・ヘクト氏は、「次の運転は、火星の1年のうちで最も二酸化炭素の密度が高くなる時期に行う予定です。そして、できるだけ多くの酸素を作りたいのです」と述べる。また、今後の予定として火星の夜明けと夕暮れ時にもMOXIEを作動させることを考えているとのこと。この時間帯の気温は特に不安定なので、まだ取り組まれていない時間帯の一つだという。 ヘクト氏は、この不安定な時間帯でも酸素生成量の目標を達成するための最良の方法について考えがあることを示し、「研究室で試験を重ねれば、いつでも本当に運転できることを示す最後のマイルストーンに到達することができます」と述べている。朝夕の酸素生成実験は今後9回実施される予定。現地の惑星の大気から生命維持に必要な酸素を抽出、生成する技術が確立されれば、いずれ人類の惑星進出や宇宙進出も見えてくるのかもしれない。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Instrument Aboard Perseverance Rover Successfully Produces Oxygen on Mars(coast to coast am)よりhttps://www.coasttocoastam.com/article/instrument-aboard-perseverance-rover-successfully-produces-oxygen-on-mars/
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ミステリー 2022年06月05日 23時00分
遠く離れた火星の「生命の痕跡」を探すミッション 第一線で活躍する地質学者
現在、火星ではNASAが主体になって新たなミッションが行われている。その一つが「火星の生命の痕跡や証拠の発見」だ。最新の探査機であるパーシヴィアランスのローバーは数十億年前に隕石の衝突によって形成され、かつては大きな湖だったとされているジェゼロ・クレーター内で調査を行っており、既に興味深い結果のいくつかを地球に送ってきている。 「火星の生命の痕跡」を探す調査・研究は多くの国や団体が行っているが、中でもイギリスは積極的にこの研究を進める国だ。今年3月にはイギリス宇宙局が、火星で採取されたサンプルを分析し、火星に「エイリアン」が住んでいる証拠を見つけることをめざす新しい研究所を英国国内に建設するための資金を獲得したという報道もあった。 >>「宇宙人はおそらく存在するが、我々の銀河系にはいない」イギリスの物理学者が見解を述べる<< そして火星の岩石から生命の痕跡を発見する研究で第一線に立つ研究者の一人が、地質学者のジョン・パーネル教授だ。彼はスコットランドのアバディーン大学で、長年石油や天然ガス探査の研究を行っており、その技術を活かして欧州の火星探査ミッションに従事する技術者たちの指導と訓練を行っている。 現在、欧州が計画している火星でのミッションでは、火星の地表から「生命の痕跡がある可能性が最も高い岩石」を選出するという任務が課せられている。もちろん、まだ人間が火星に出向くことは不可能だ。探査機から送られてくる画像を見極めて「生命の痕跡がありそうな岩」を選び出さなくてはならないのだ。 「生命の痕跡がある可能性が高い岩」の特徴としては次のものがある。例えば気泡のある岩石は、微生物が表面下で生息できる空間があるため、微生物が存在している可能性があるという。また、水が通っていたであろう鉱脈が含まれている岩石も研究する価値があるものとされる。 研究者たちは火星探査機の動力が切れる前に、限られた数のサンプルしか選出できないという条件も踏まえた上で、探査機のカメラ越しにこれらの特徴を持つ岩石を見極めなければならない。しかしパーネル教授は「火星での生命探査は、地球でどのように生命が誕生したのか、何百万年も前の地球はどのような姿をしていたのか、という大きな疑問のヒントを与えてくれるかもしれません」と語っており、この生命探査プロジェクトに期待を抱いている。 欧州宇宙機関の火星探査機ミッションは、9月にロシアのロケットで打ち上げられ、8カ月後に着陸する予定だったが、ロシアのウクライナへの軍事侵攻で現在休止状態にある。しかし、欧州宇宙機関の科学者たちは2023年にはこのミッションを実行へ移したいと願っているそうだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連リアルライブ記事「火星の生命」の証拠を掴むため イギリスが新たな宇宙研究所を建設https://npn.co.jp/article/detail/200020436関連記事Hunt for signs of alien life on Mars being led by British rock expert(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/hunt-signs-alien-life-mars-27127236
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ミステリー 2022年04月02日 23時00分
「火星の生命」の証拠をつかむため イギリスが新たな宇宙研究所を建設
火星に住む宇宙人の証拠がイギリスの研究所で発見されるかもしれないと、イギリスのサン紙が報じている。 イギリス宇宙局は、火星で採取されたサンプルを分析することによって、火星に「エイリアン」が住んでいる証拠を見つけることをめざす新しい研究所を英国国内に建設するための資金を獲得したという。この「エイリアン」はもちろん火星人や宇宙人という意味ではなく、火星にかつて存在していたと考えられている生命の痕跡のことだ。 >>人類はついに地球外の生命体を発見した!?国際宇宙ステーションで発見された新種の微生物<< 現在、火星ではNASAが主体になって新たなミッションが行われており、その一つに「火星の生命の痕跡や証拠の発見」がある。最新の探査機であるパーサヴィアランスのローバーは、数十億年前に隕石の衝突によって形成され、かつては大きな湖だったとされているジェゼロ・クレーター内で調査を行っており、既に興味深い結果を地球に送ってきている。 研究所はオックスフォードシャーに造られる予定で、数年後に欧州宇宙機関が火星に送り込む計画のサンプルフェッチローバーによって収集されるサンプルを保管し、分析する唯一の施設となる。火星と小惑星からサンプルを持ち帰る、少なくとも8つのミッションがあるとのこと。科学者たちは、それらに化石や地球外に生命が存在した具体的な証拠が含まれていることを期待している。 科学技術施設審議会のラザフォード・アップルトン研究所のシステム・エンジニアであるレイン・アーシャド博士は「これは、私たちが全く別の世界の一部を持ち帰る初めてのケースです。もし、これらの火星由来の岩石を地球に持ってきて割ってみた後に化石が見つかったら、それはとてもエキサイティングなことでしょう。火星での生命の最初の発見が英国で起こるかもしれません」と述べている。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中参考URLNew UK space laboratory could provide first 'proof of alien life on Mars'(dailystar)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/new-uk-space-lab-hoping-26515491
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ミステリー 2022年02月05日 23時00分
タコは「宇宙から来たエイリアン」!?驚きの科学論文が掲載される
宇宙人といえば、最近ではグレイ型エイリアンが主流になっているが、一昔前はタコ型宇宙人の姿が代表格だった。これはイギリスのSF作家H・G・ウェルズが書いた小説「宇宙戦争」に登場する火星人の姿に由来しているところが大きい。作中では、火星の重力が地球より小さいため、体を支える構造が軟弱であると描写されており、挿し絵でも発達した頭に貧弱な手足を持つタコに似た姿で描かれるようになった。なお、ウェルズ自身は風船のように大きな頭に、手以外の器官が退化した姿のスケッチを残しており、腕や足に該当する部分は非常に短くなっている。 >>2022年はUFOのターニングポイントとなるか? 海外の専門家が言及<< ともあれ、宇宙人の姿=タコやイカのような姿、というのはかなり昔から多くの人が抱いてきたイメージだ。だが、実際に「タコは他の惑星で進化した宇宙生物の可能性がある」という論文が雑誌に掲載されて注目を集めている。 この奇妙な説は、科学雑誌『Progress in Biophysics and Molecular Biology』に掲載された論文『Cambrian Explosion Cause of Terrestrial or Cosmic?』で発表されたものだ。 オーストラリアの分子免疫学者エドワード・J・スティール氏率いる研究チームは、タコやイカといった頭足類が、火山の噴火や隕石の衝突によって宇宙空間に吹き飛ばされ、一種の仮死状態に陥って何十億キロも移動した可能性があるとしている。これは「生命のもととなる物質や、単細胞生物が地球に接近した彗星によってもたらされた」というパンスペルミア説よりさらに飛躍したものだ。 実際、論文の大部分はパンスペルミア説に割かれており、地球に生息する「最強の耐性を持つ微生物」のクマムシを引き合いに出して「微生物ないしは該当する生命体が、太陽系の外から地球まで彗星などの天体によって運ばれる」ことについて述べている。クマムシは「乾眠」という特殊な状況になることで、他の生命体なら死んでしまうような環境でも生き延びることが判明している。 例えば致死量の放射線に耐えたり、数十年間も食べ物や水なしで過ごすことができると考えられる。クマムシは地球外の宇宙環境に耐えうる可能性が示されており、また「進化的な自然選択事象」と完全に一致するとスティール氏らは書いている。 それを踏まえて、タコやその近縁種について生物の進化の過程から考えてみると、なんと「ある種の前世」を示唆するような生物学的特徴を持っているという。タコの遺伝情報をさかのぼってみると、進化の歴史が「非常に一貫性がなく、混乱している」ため、地球外に起源がある可能性が存在するというのだ。そこから「冷凍保存されたイカやタコの卵が、数億年前に氷の塊で運ばれてきた可能性は否定できません」とのこと。 また、何らかの大規模な惑星災害が火星を襲い、現在のような平均気温の低い荒涼とした大地に変わる前に、生命が火星で進化していた可能性についても触れている。 だとすると、タコはやはり火星人、もとい、実は他の惑星で進化した宇宙生物である可能性が出てくるのだろうか? なお、この研究は東フィンランド大学の医学研究者であるキース・ババーストック氏によって査読されており、この説を裏付ける証拠がもっとたくさん出てくる予定だとか。宇宙のどこかにタコ型生命体は存在したのか、今後の研究が気になるところだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Octopuses could be 'aliens from outer space,' barmy scientific paper claimshttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/octopuses-could-aliens-outer-space-26070053
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ミステリー 2021年05月30日 23時00分
火星に生命は存在するのか?これまでに報告された証拠の数々
NASAは新たな火星探査機パーサヴィアランス(Perseverance)ローバーが火星地表に着陸したと2月に発表した。その後も火星で初のヘリコプターの飛行に成功させるなど、様々なミッションを成功させている。今回のミッションの中には火星の生命に関する調査が含まれており、多くの研究者らがその動きを見守っている。 火星には、過去に生命が存在したという説や、過酷な環境だが今も下等生物が生息しているという説などが存在している。そして、現在でもその証拠を裏付けるような画像や物証が報告されているのだ。 先日、Advances in Microbiology誌で発表されたものが「火星に菌類が存在する証拠がある」と主張する論文だ。過去に火星探査機「オポチュニティ」のローバーが連続で撮影した写真を参考にしており、そこにはホコリタケを思わせる菌類のようなものが火星の土の中から現れ、大きくなっていく様子が捉えられている。この球状のものは一度ローバーの車輪によってつぶされてしまうが、その後新しいもの(一部は茎らしき組織を持つ)がローバーの残したわだちに生じてきたというのだ。だが、この菌類はおそらくヘマタイトという鉱物の小さな球状の破片「ヘマタイト・コンクリーション」ではないかという反論が出ている。 また、火星から地球に飛来した隕石に「虫の化石」が含まれていたという有名な事例も存在している。1984年に南極で回収された隕石の中から発見されたもので、顕微鏡で見るとミミズのような姿をした微小な生物らしきものの姿が確認できた、というものだ。隕石の年代から考えて、この虫は数十億年前のものの可能性があるとされたが、一方で単なる無機物の結晶がミミズのように見える構造を作り出すこともあるという意見もあり、未だに結論は出ていない。 >>地球から宇宙へ送られたメッセージは本当に届いているのか?<< 今のところ火星に生命が存在する、したという確たる証拠は出ていないが、最近の調査結果では火星の大気中に微量のメタンがあると分かった。地球上の生物はメタンを放出しているため、これも生物が生命活動を行っている証拠ではないかとも言われている。一方で、メタンは加熱された岩石など地熱活動などによっても生成されることはよく知られている。 火星に生命は存在するのか。その結論は火星探査機パーサヴィアランスの調査結果によって明らかになるのかもしれない。関連記事Revisiting 5 questionable claims of alien life(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/347153/revisiting-5-questionable-claims-of-alien-life
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ミステリー 2021年04月03日 23時00分
人面岩、ドレスを着た女性……火星に存在する奇妙な「人工物」の真相
NASAは新たな火星探査機パーサヴィアランス(Perseverance)ローバーが火星地表に着陸したと18日に発表した。今回のミッションの中には火星の生命に関する調査が含まれており、多くの研究者らがその動きを見守っている。 パーサヴィアランスが探しているのは微生物や生命が存在した痕跡であるが、これまで火星へ送られてきた探査機が捉え、地球に送ってきた画像には生命体らしきものが写り込んでいることがあった。トカゲやウサギ、カニのように見えるものが確認されており、発見されていないだけで本当は生命が存在しているのではないか、とも言われていた。今回は改めて火星で発見された様々な生物、文明の痕跡らしきものについて紹介しよう。 最も有名なものは「火星の人面岩」だろう。1976年7月25日に探査機バイキング1号が撮影した画像に、幅1.6キロになる巨大な人面が確認されたというもの。他にもピラミッドのように見える構造物などが複数発見されたことから、エジプトのピラミッドやスフィンクスの原型は火星にあった、という説を唱える人も出てきた。しかし残念なことに、後年になって欧州宇宙機関(ESA)の探査機マーズ・エクスプレスに搭載された高解像度ステレオカメラによる高解像度の画像で、この人面岩が単なる岩山にすぎず、粗い解像度と日の当たり具合によってできた奇跡の一枚だったことが判明したのである。 しかし、火星には他の構造物も存在している。2015年5月にNASAの探査機キュリオシティが撮影した画像で確認されたのは、「透けるレースのようなドレスを着た女性」の姿だった。確かに画像では砂漠に白い女性を思わせるシルエットが存在していたのだが、後にキュリオシティは同じ地点で別角度から撮影した。この時カメラに車輪の一つが写り込んでおり、比較すると問題の「女性」はほんの数センチにも満たない大きさだったことが明らかになったのである。 >>UFOに謎のUMA、アメリカ有数の異変多発地帯!謎に包まれたスキンウォーカー・ランチの実態<< これらの奇妙な物体が火星等で発見される事実について、専門家は人間の脳が起こす錯覚の一つ「パレイドリア」によるものではないかと述べている。 神経科学者のディーン・バーネット氏は「人間の脳は何が重要で、何が重要でないかを見極めるために進化を重ね、物事には特定のパターンがあると学習し、即座に判断を下せるようになりました。しかし脳が進化した結果、特定のパターンから類似したものを連想してしまうようにもなったのです。特に我々人類が行うコミュニケーションは顔の表情と非常に密接に関係しているため、顔や顔に似たものを扱う脳の特別な領域を発達させたほどです。その結果、本来は顔ではないものに対して『顔がある』と誤認してしまうようになりました。同様の錯覚が他にも起きているのだと考えられます」と語っている。 実際、先日火星に送り込まれたばかりの探査機パーサヴィアランスの画像にも「白いペンギン」らしき生物の姿があるとして話題になった。結局、実際に現地に行って確かめる機会がこない限り、我々は月面や火星に様々なものを見つけてしまうのかもしれない。(山口敏太郎)参考記事Truth behind bizarre 'sightings' on Mars from 'woman in skimpy dress' to 'Bigfoot'(dailystar)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/truth-behind-bizarre-sightings-mars-23765105
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ミステリー 2021年03月14日 23時00分
トルコの湖に、火星の生命の手がかりが存在する!?
NASAは新たなローバー型火星探査機パーサヴィアランス(Perseverance)が2月18日、火星地表に着陸したと発表した。今回のミッションの中には火星の生命に関する調査が含まれており、多くの研究者らがその動きを見守っている。 火星には過去に水や大気が存在したと言われており、現在も微生物などの生命体であれば生息している可能性が高いのではないか、という仮説が存在していた。そんな火星での生命探査の手がかりが、なんと地球上に存在するという。 その場所はトルコ南西部にあるサルダ湖。ここは美しく澄んだ青い水と白い砂浜が広がり、「トルコのモルディブ」と呼ばれているという。ところが意外なことに、この湖の地質が火星のある地域とよく似ているというのだ。その場所こそが今回、パーサヴィアランスが着陸し、探査する予定のジェゼロ・クレーターだ。 このクレーターは2007年、ボスニア・ヘルツェゴビナの町イェゼロにちなんで名付けられた直径49キロの大きなクレーターで、スラブ語で「湖」を意味する。クレーターの中に存在する堆積物や周辺には粘土鉱物が多く、水の流れによって形成されたと思われる三角州も存在している。 >>「空を見よ」・・・今度はメッセージも!? トルコにあの「謎のモノリス」が出現!<< 三角州が形成されるには100万〜1000万年ほどの月日がかかり、北部と西部にある川から流れてきたと考えられているクレーターの堆積物も長さ1キロにも及ぶため、かつてこのクレーターには水が満ちていたと考えられている。今も微生物が生息しているかは不明だが、過去に生息していた痕跡が残されている可能性も考えられるのだ。 そんなジェゼロ・クレーターと似た鉱物や岩石が確認されているのが前述のサルダ湖。湖の白い砂はマイクロバイアライトと呼ばれる炭酸塩堆積物であり、ここから35億年前の微生物の痕跡が発見されている。このサルダ湖の炭酸塩堆積物とジェゼロ・クレーター内に存在する炭酸塩堆積物を比較、分析することで火星の生命の痕跡や、実際に生息する微生物を発見できるかもしれないのだ。 NASAの科学担当副長官であるトーマス・ツルブシェン氏は「サルダ湖は、私たちの調査の大きな支えとなってくれるでしょう」と語る。 パーサヴィアランスによって火星の土壌から掘削された岩石のサンプルは、早ければ2031年に地球に届けられる予定とのこと。かつて、火星から飛来した隕石の中に微生物らしきものが確認されて注目を集めたことがあったが、結果は今のところ玉虫色である。今回の探査機による調査結果はわれわれに何を見せてくれるのだろうか。(山口敏太郎)参考記事NASA believes lake in Turkey may hold clues to ancient alien life on Mars(dailystarより)https://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/nasa-believes-lake-turkey-hold-23652694
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ミステリー 2021年02月28日 23時00分
探査機は火星に生命を発見できるか? これまでに発見された火星の住人たち
NASAは18日、新たな火星探査機パーサヴィアランス(Perseverance)ローバーが火星地表に着陸したと発表した。今回のミッションの中には火星の生命に関する調査が含まれており、多くの研究者らがその動きを見守っている。 過去に火星には水や大気が存在したと言われており、現在も微生物などの生命体であれば生息している可能性が高いのではないか、という仮説が存在していた。しかし、各種探査機や探査衛星が地球に送り届けてくる画像や映像に生物らしき姿があったことから、まだ確認されていないだけで実は火星には生命体が存在するのではないか、という説も出てきている。 中でも生息の可能性が高いと言われているのが、火星の地下に潜んでいるという巨大なミミズ「マーズ・ワーム」だ。長いもので数メートルはあり、ミミズのように節のあるヘビのような生物だと言われている。確かに地中であれば過酷な火星の環境にも適応できるかもしれないということで、「もしかすると実在しているのかもしれない火星の未確認生物」とも言われている。 >>火星滞在3000日を突破した探査機キュリオシティ、カメラが捉えた火星と奇妙なものたち<< マーズ・ワームは探査機マーズ・オポチュニティのローバーなどがそれらしき姿を捉えているが、高解像度のカメラによって確認できた「地面の模様」ではないか、画質が悪かったり、カメラが遠かったために細部が分からず、ミミズのように見えたのではないかという意見も存在している。今回のパーサヴィアランスは動画の撮影も可能となっているので、「火星地表で動く」マーズ・ワームやその他の生物らしき物体を捉えることができるかもしれない。 火星の生命、と言われて我々が真っ先に思いつくのは「火星人」だ。さすがにタコのような姿をした宇宙人がそのまま生息していると考える人は少ないだろうが、火星には人面岩やピラミッドのような人工物らしきものが多数発見されているため、はるか古代には宇宙人が生息していたとか、今も火星の地下に基地を築いて潜んでいるのでは、などと言われることもある。 ところがつい先日、CIAの報告書が公開されて驚きを呼んだ。それは「1984年5月22日の火星探査」と題する文書で、CIAが透視能力や幽体離脱の能力を持つ被験者に火星の様子を探らせた結果、約100万年前の火星には「細くてとても大きな、奇妙な服を着ているヒト型生命体」がいると証言した、というにわかに信じがたい証言が克明につづられていた。 ぜこのような荒唐無稽な実験が行われたのかは分かっていないが、かつてアメリカが秘密裏に行っていた超能力実験「MKウルトラ」の一環だったという説が挙がっている。アメリカ政府がこの実験と、それによって得られた証言をどこまで本気にしていたのかは分からないが、SFのようにしか考えられない報告書は確かに存在しているのである。(山口敏太郎)
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ミステリー
火星の生物と地球の生物はDNAを共有している? 独自の起源を持つ生命体は宇宙のどこにいるのか
2023年07月09日 23時00分
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2021年03月14日 23時00分
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2021年02月28日 23時00分
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ミステリー
火星滞在3000日を突破した探査機キュリオシティ、カメラが捉えた火星と奇妙なものたち
2021年01月23日 23時00分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分