search
とじる
トップ > スポーツ > 中日・根尾に二軍落ちの危機? 与田監督が見せた降格の前兆、得点不足解消へ新助っ人と入れ替えか

中日・根尾に二軍落ちの危機? 与田監督が見せた降格の前兆、得点不足解消へ新助っ人と入れ替えか

pic pic

与田剛監督

 竜の迷走は、まだ続きそうだ。今季未勝利の開幕投手同士の投げ合いは、中日・福谷浩司に軍配が上がった(4月22日)。「勝敗は時の運」とも言うが、敗れたDeNAの濱口も力投し、8回表までスコアボードにゼロを並べ続けた。

 「代走の高松渡がDeNAの守備の乱れを見て、一気に本塁まで突っ込んできました。俊足の高松でなければ本塁まで走らなかったし、ギリギリセーフでした」(プロ野球解説者)

 その高松の本塁突入が成功する数分前、きわどい牽制球を巡って、ビデオ判定も行われていた。「セーフ」の判定が覆らなかったが、その紙一重の差が勝敗を分けたわけだ。

 「1点をやっとの思いでもぎ取って勝利したのですから、これがチーム浮上のきっかけになればいいのですが」(前出・同)

 >>中日・福留らに「諦めたのか」高木氏が厳しい指摘 巨人戦敗北の原因は6・7回にあった? 与田監督の戦略にも疑問<<

 この試合前、与田剛監督のもとに、ある情報が届けられた。二軍首脳陣からの伝達で、新加入のマイク・ガーバー外野手の調整が順調に進んでいる、と――。

 ガーバーは得点力不足を補うために獲得した新外国人選手だが、一連のコロナウイルス禍によって来日が遅延してしまった。試合勘を取り戻すため、二軍で調整を続けていた。「23日の二軍戦から試合に出る」(関係者)とのことだが、喜んでばかりもいられないようだ。

 「中日打線は得点(57)、総本塁打(4)ともにリーグワースト。一発のあるガーバーの合流はプラスになるはずですが、誰が代わりに二軍降格になるのか…。好走塁を見せた高松、根尾昂の名前も囁かれています」(チーム関係者)

 若手野手を降格させるとなれば、ファンはガッカリだろう。とは言え、同日の試合には「若手降格」の前兆のようなものが見られた。根尾がスタメン落ちしている。代わって左翼の守備に就いたのは、32歳の福田永将。根尾のバッティングに安定感がなく、得点不足の試合が続いているとなれば、ベテランに頼りたくなるのも当然だろう。しかし、根尾に期待するファンは多い。

 「ガーバーは一軍打撃コーチのパウエルの推薦もあって獲得しました。そういう背景も考えると、出場機会が減る若手の二軍降格は間違いないでしょう。若手には走れる選手も多いので、一発に頼る野球ではなく、機動力を絡めた攻撃に切り換えれば…」(名古屋在住記者)

 中日は球団創設85周年のメモリアルを迎えたが、ペナントレース序盤戦から低迷しているせいか、地元名古屋も少し冷めた目で見ていた。

 前出の関係者によれば、得点不足の原因究明も始まっており、本来ならば体を鍛え上げる時期であるキャンプ序盤に紅白戦を組み込んだことも失敗の一因に挙げられているそうだ。

 「盛り上がっているのは、エースの大野雄大が投げる試合だけ」(前出・同)

 新外国人選手の一軍昇格を巡って、不穏な空気も漂っていた。(スポーツライター・飯山満)

関連記事

タグから探す


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ