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中日・福留らに「諦めたのか」高木氏が厳しい指摘 巨人戦敗北の原因は6・7回にあった? 与田監督の戦略にも疑問

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福留孝介

 野球解説者の高木豊氏(元横浜他)が、14日放送の『プロ野球ニュース 2021』(フジテレビONE)に生出演。中日の“貧打”に苦言を呈した。

 同日の巨人戦で「1-5」と、2日連続で1得点しか挙げられず巨人に連敗を喫した中日。今回の番組で高木氏は「中日打線がどういうバッティングを見せてくれるか」に注目していたと口にした上で、6回表、7回表の攻撃に注文をつけた。

 6回表の中日は先頭・福留孝介が1球で遊飛に打ち取られると、後続の福田永将、A.マルティネスも共に3球で三ゴロに倒れ7球で攻撃が終了。続く7回表も先頭の高橋周平が5球で空振り三振を奪われると、阿部寿樹が1球で遊ゴロ、石橋康太が1球で左邪飛と6回に続き7球で3アウトとなっている。

 巨人先発・畠世周に簡単に抑えられた中日打線に対し、高木氏は「6回、7回は一番ピッチャーが苦しい(イニング)と言われてる中で、7球、7球で終わってるんですよね。ここらへんは畠も助かったでしょう」とコメント。投手にとっては踏ん張りどころである6、7回で攻勢を仕掛けられなかったのは痛かったと指摘した。

 高木氏は続けて、「(6、7回は)見てて『なんと淡白だ』、『(試合を)諦めたのか』と、そんな感じすら受ける攻撃でした」、「もうちょっと粘りがあっても良かったかなと思います」と発言。中日野手陣は畠に球数を投げさせて攻略の糸口を探るべきだったと苦言を呈した。

 中日・与田剛監督はA.マルティネスを今季初めて4番に据え、43歳の大ベテラン・福留を中日では21年ぶりに2番で起用するなど打線を大幅に組み替えている。ただ、結果につながらなかったこともあってか、高木氏は「僕は開幕カードの打線(打順)に戻して(結果が出るまで)我慢することをお勧めします」と語っていた。

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 今回の放送を受け、ネット上には「確かに最初から最後まで全く点が入る気がしない試合だった」、「早打ちが完全に裏目に出てる、首脳陣はもっとよく球を見ていくように指導するべき」、「阿部(寿樹/.167)、京田(陽太/.222)、平田(良介/.143)が特に足引っ張ってるから早いとこ調子を上げてほしいんだが…」、「絶対的主砲のビシエドもいないし、しばらくは投手力で耐えていくしかない」といった反応が多数寄せられている。

 「中日打線は本来強打の助っ人・ビシエドが主砲を務めているのですが、上肢のコンディション不良のため8日から一軍を離脱中。その影響もあってか、チームは14日終了時点でチーム打率(.213)、本塁打数(3本)、得点数(38得点)が全てリーグワーストと深刻な貧打に陥っています。一方、チーム防御率はリーグ2位(2.58)、救援防御率はリーグ1位(1.27)と投手陣は安定していますので、今後の試合ではバント、盗塁、エンドランを駆使して1点をもぎ取り、その後は投手力を生かして逃げ切るという戦い方をとるべきなのかもしれません」(野球ライター)

 同戦終了時点で「5勝8敗3分・勝率.385」とリーグ5位に沈んでいる中日。首位阪神とは早くも5.5ゲーム差をつけられているが、今後上位戦線に浮上することはできるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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