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【放送事故伝説】橋田壽賀子さんが江頭2:50に襲われる!伝説の生放送とは

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江頭2:50

 『おしん』や『渡る世間は鬼ばかり』などテレビドラマの脚本を手掛けた橋田壽賀子さんが4月4日、急性リンパ腫のため静岡県内の自宅で亡くなった。95歳だった。日本を代表する名脚本家の訃報に日本中で悲しみの声が相次いでいる。

 NHK朝の連続ドラマ小説『おしん』は平均視聴率52.6%というテレビドラマ史上最高の数字を記録したほか、TBSドラマ『渡る世間は鬼ばかり』は1990年から2010年まで10シリーズ、全511回の放送記録を持つ。1990年代にはバラエティタレントとしても活躍、若い世代に人気を博していた。

 橋田さんがバラエティタレントとして知名度を上げたのはフジテレビの『笑っていいとも!』にレギュラー出演が決まってからである。

 タモリより年上で、とても大物脚本家とは思えぬ大らかで天然ボケの雰囲気。香取慎吾をはじめ多くの出演者から愛されていた。

 だが、その大らかな雰囲気が災いし、突然トラブルに巻き込まれることもあった。それが俗にいう「江頭2:50事件」である。

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 橋田さんが『いいとも』にレギュラー出演していた時期、サプライズで江頭2:50がウサギの着ぐるみ姿で登場。

 橋田さんの目の前に現れた江頭は「俺はお前がムカつく!」「でも好きだった!」とかみついた。すると、橋田さんは「あっ!トルコで裸になってた人だ」「私はあなたの前にトルコに行ってて……」と、江頭が以前に起こした不祥事について、しつこく聞いてきた。江頭は1997年にトルコで全裸パフォーマンスを行い逮捕され、罰金刑を受けるという事件を起こしている。江頭は「口封じ」の意味で橋田さんに無理矢理キスをした。

 後に江頭はコーナーを進行させるため仕方なくキスをした、と振り返っているが、突然の江頭のキス攻撃に橋田さんは完全に怯えてしまっており、江頭は13年間『笑っていいとも!』を出禁になったという。

 今考えれば訴えられても仕方がないと思える江頭の行動だが、90年代はまだまだテレビが「何でもあり」の時代だったということだ。

(文:穂積昭雪 山口敏太郎事務所)

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