2008年以降、10年以上にわたり多くの売れっ子芸人を輩出してきた本大会。14回目となる2021年度は、これまでNGとされてきた「芸人同士の即席ユニット」での参加が解禁されるなど新たな展開が予想されている。
そんな『キングオブコント』では様々な視聴者参加型のキャンペーンが行われている。2018年には「ファイナリスト10組ピタリ当てようキャンペーン」が行われた。
これは、出場ファイナリスト10組を当日発表するという『キングオブコント』ならではのキャンペーン企画だった。そんな大キャンペーンに水を差すようなハプニングが『キングオブコント2018』の直前番組『ファイナリストは誰だ!?決勝直前!生放送で大予想SP』で発生した。
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この日、楽屋リポーターを任されていたバイきんぐの西村瑞樹は元キングオブコント王者(2012年度)ということもあってか終始テンションが上がっていた。楽屋では出場者用のお菓子を盗み食いし、メイク道具をいじり倒すなど自由奔放なレポートを繰り広げた。
終了15分前、テンションが極限に達した西村は「じゃあ、ファイナリストがいる楽屋の様子をもう少し見せちゃおうかな?」とカメラマンの体を無理矢理、揺さぶった。
カメラにお笑いコンビ「チョコレートプラネット」の松尾駿の姿がバッチリと映り込んでしまい、スタッフや芸人たちがひた隠しにしていたファイナリスト10組のうち1組が、チョコレートプラネットであることが判明する形に。西村の暴走行為で関係者肝いりの「ピタリ当てようキャンペーン」が成立しなくなってしまったのである。
西村の行為に、スタジオにいた相方の小峠英二は激怒し「帰ってくんな!」と叫んだ。西村のせいであるかは不明だが、2019年以降「ピタリ当てようキャンペーン」はファイナリスト10組ではなく、優勝者1組だけを当てる「優勝者予想キャンペーン」に変更されている。
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)