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「熱い気持ちで言った」51歳男性市役所職員、部下へのパワハラに市民から苦情 減給処分に

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画像はイメージです

 大阪府守口市の市民生活部コミュニティ推進課に勤務する51歳の男性参事が2日、部下にパワーハラスメントを繰り返したとして減給処分を受けた。

 守口市によると、この男性参事は、保険収納課長を務めていた2018年~2020年にかけ、部下10人に対し、他の職員の前で立たせた上、大声で長時間叱責する行動を繰り返していた。この件については、市民から苦情が寄せられており、昨年度は同じ課の上司や人事課からパワーハラスメント行為を止めるよう6回注意があったが、止めようとしなかった。

 男性参事は守口市の聞き取り調査に対し、「熱い気持ちで言ってしまった」などと話しているという。本人は「熱い気持ち」と言っているが、他人にとっては迷惑極まりない行動。守口市は参事を減給10分1(1か月)の懲戒処分とし、当時の上司2人を厳重注意に。

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 公務員によるパワーハラスメント事案は昨今、相次いで発生している。3月30日には、大阪府大阪市住之江区役所に勤務していた50代の男性課長が、部下の女性職員に対し、「異動の時期があるから妊娠するならこのタイミングにしろ」と発言し、妊娠した後にも「タイミングが最悪」「妊娠することでどれだけ迷惑がかかるかわかっているのか」とマタニティハラスメントを繰り返していたことが発覚した。

 また、千葉県船橋市でも、建設局の55歳課長級男性職員が同課の職員に対し、40分にわたり長時間叱責した上、「バカふざけんな」「めんどくせえなお前は」と声をかけ、担当業務を外し無視するような態度を取っていた。さらに、健康福祉局の53歳課長級男性職員も、部下の職員に対し「センスない」「バカ」などと暴言を吐いた。両者は3月25日に懲戒処分を受けている。

 一般企業でも起こりうる事案だが、50代の公務員によるパワーハラスメントが立て続けに発生しているのは、問題と言わざるを得ない。

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