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阪神捕手が敵打者に粋な計らいも批判「プロとしてどうなのか」 上田氏が明かした予想外の“忖度”、自身も困惑?

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上田剛史氏

 元ヤクルト・上田剛史氏が16日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。元阪神・城島健司氏(現ソフトバンク会長付特別アドバイザー)にまつわる秘話を明かした。

 今回の動画で上田氏は、自身が現役時代に抑え込まれた捕手を複数名挙げトーク。その中で、地元・岡山での対阪神の試合中に、城島氏から思わぬ“忖度”を受けた話を語った。

 具体的な時期は触れていないが、あるシーズンに地元・岡山で行われたヤクルト対阪神の一戦に出場した上田氏。地元選手ということもあり第1打席に入ろうとした段階でスタンドからは大きな歓声が挙がったというが、打席に入った直後に捕手の城島氏が突然「上田お前、地元か?」と聞いてきたという。

 上田氏が岡山出身であることを城島氏に伝えると、城島氏は「よっしゃー、ほんなら真っすぐいこうか」とこれから投手には直球のサインしか出さないと予告。上田氏は本気にしなかったというが、その後城島氏は本当に投手に直球しか投げさせなかったという。

 「(それでも)俺は嘘やと思ってるから、駆け引きに負けてる(形になった)」と変化球がくる可能性を捨てきれなかったため、直球に狙いを絞りきれずヒットを打てなかったという上田氏。ただ、城島氏は第2、3打席でも投手に変化球を投げさせることはしなかったという。

 最終打席となった第4打席に入った際には、城島氏から「ほな最後やからな。真っすぐいくわ、打てよ!」と後押しも受けたという上田氏。どのようなカウントから直球を捉えたのかは触れなかったが、この打席ではヒットを打つことができたと語っていた。

 上田氏は動画で自身を挑発してきたOB捕手や優れた捕球技術を持つ現役捕手についても話している。

 >>ヤクルト・小川の偉業に同僚が激怒「なんで守らなあかんねん!」 交代を志願した選手も? 上田氏がチーム内の混乱ぶりを明かす<<

 今回の動画を受け、ネット上には「上田と城島の間にそんなエピソードがあったなんて知らなかった」、「敵なのに地元で活躍させてあげようって粋な計らいだな」、「捕手が敵打者の気を散らすために挑発するのはたまに聞くけど、打たせようとして喋りかけることはかなり異例じゃないか」、「岡山では年一ぐらいしかプロ野球の試合無いから、家族や友人は大いに喜んだんじゃないか」といった反応が多数寄せられている。

 一方、「良かれと思って直球攻めしたんだろうがあまりいい話では無いな」、「事前に配球バラすって、そんな八百長まがいの行為はプロとしてどうなのか」、「お情けで打たせてもらうヒットなんか地元のファンも望んでなかっただろ」といった否定的なコメントも複数見受けられた。

 真剣勝負の場であり興行でもあるプロ野球。今回上田氏が明かした城島氏からの忖度は、ファンの間でも賛否が分かれているようだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
上田剛史氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCY-tBYSCEQDxNg4nP2oP8YQ

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