第1回は昨年12月5日の昼に放送され、今回が2回目で初のゴールデン放送となった本番組。16人の出演者たちが2人1組でチームを組み、「遊園地を占拠した」という60体の鬼を特殊銃で退治していくという番組になっていた。
鬼はさまざまな場所に隠れ、プレイヤーが近づくと棒を持って襲い掛かってくるという設定。棒で叩かれると失格となってしまうが、鬼を倒すと1体につき5万円の賞金を獲得することができる。
しかし、放送直後からネット上には、「これ完全に『逃走中』じゃん」「『逃走中』と『戦闘中』を混ぜた番組としか思えない」「既視感しかないわ」という困惑が寄せられていた。
『run for money 逃走中』と言えば、フジテレビ系で放送されている人気ゲームバラエティ番組。芸能人ら出演者たちが、広大なエリアでハンター相手に壮大な鬼ごっこを繰り広げる様子が不定期放送ながら毎回反響を集めている。また、『逃走中』から派生した『battle for money 戦闘中』(フジテレビ系)はドッジボールをベースに、他のプレイヤーをボールで撃破して最後の1人になるまで戦うというゲームになっている。
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「『逃走中』『戦闘中』とテイストがかなり似ていた『鬼タイジ』。“鬼”は『逃走中』のハンターに置き換えることができ、賞金、復活制度、他プレイヤーの状況が分かるデバイスが支給される点なども一緒。さらにはナレーションの実況の仕方やBGMまで酷似しており、同じシリーズと勘違いしている視聴者も多く見受けられました」(芸能ライター)
放送局が違うため、「誰が見ても分かるパクリをこんな堂々と放送するのか?」「これ放送して恥ずかしくないのか…」という困惑も聞かれたが――。
「実は、『逃走中』『戦闘中』を制作しているのはフジテレビの子会社である制作プロダクション・FCC。対し、『鬼タイジ』も同じフジテレビグループのNEXTEPとなっています。グループ会社内のため、『逃走中』シリーズのノウハウが『鬼タイジ』に生かされた可能性もありますが、放送局が異なるという点で多くの視聴者は混乱しています」(同)
果たしてこの『鬼タイジ』、今後も放送は続くのだろうか――。