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UFOで有名なエリア51の隣に住める!?隣接する農場が450万ドルで競売に

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画像はイメージです

 アメリカで、とある農場が売りに出されて注目を集めている。売りに出されているのは「メドリン牧場」、80エーカーの広い土地を持つ一見普通の牧場なのだが、一番の特徴はその立地。なんと、エリア51のすぐ隣なのだ。

 ネバダ州に存在するエリア51こと、グルーム・レイク空軍基地は、UFO関連の噂の尽きない、ある意味で世界一有名な米軍基地だ。

 昔からアメリカ軍機密の航空機テストが行われていた軍施設ではあったのだが、1980年代にロバート(ボブ)・ラザー氏が「エリア51でUFOの推進原理を研究していた」と暴露してから一気にUFO関連の陰謀論の舞台となった。エリア51の地下には巨大な秘密基地があるとか、そこには悪名高いロズウェル事件で墜落したUFOや軍と秘密協定を結んだエイリアンが隠されていて、米国政府は地球外の技術を使用して次世代の武器を開発している、などのうわさがささやかれるようになったのである。

 なお前述の通りエリア51は、軍が新たに開発した戦闘機等のテスト飛行で使われる施設であったため、地元の人々も見覚えのない物体が空を飛んでいるのを目撃していた。ここから「エリア51には本物のUFOが隠されている」という話が生まれたようだ。軍の機密を扱う場所のためか、Google Earth等の衛星写真で見てもボカされ、軍が長らく存在を認めていない施設であったが、2013年には軍が存在を正式に認めている。

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 そんなUFOと切っても切れない関係になってしまったメドリン牧場だが、当初はあくまで基地と敷地が隣接しているだけにすぎなかった。牧場主のスティーブ・メドリン氏は1973年にこの地に移住し、750頭の牛を飼って牧場を運営していたという。1980年代に敷地の一部がアメリカ政府に買い上げられ、軍用の敷地と隣接することになったそう。

 この時、少し変わった取り決めをアメリカ空軍と結んだそうだ。「例えば放牧中の牛を世話するためなら、普段は立ち入り禁止になっている軍の敷地内に入ってもいいが、その際は事前に軍用の無線機で連絡するように言われた」とメディアに語っている。

 その後、エリア51がUFO関連の話題で取り上げられるようになると、牧場にも観光目的の人が多く訪れるようになった。メドリン牧場にはもともと外側を黒く塗った郵便受けがあったのだが、観光客はこの郵便受けを勝手に邪推して宇宙人に宛てた手紙を入れ始めた

 時には牧場に届いた手紙が盗まれたり、拳銃で撃たれたりもしたため、1996年には郵便受けそのものが白い防弾ボックスに入れられるようになった。だが、その後も観光客からの手紙が届いていたため、メドリン氏は郵便受けを残し、ついでに「宇宙人へのドロップボックス」も追加することにした。

 メドリン農場の競売価格は450万ドル(約4700万円)。2軒の家と牧畜用のかんがい施設70カ所、そして前述の「宇宙人への郵便受け」を含むものとなっている。競売に参加を希望の方はアリー・ベア不動産に問い合わせてほしいとのことだ。

参考記事
Ranch next to Area 51 goes up for sale with bizarre agreement for new owner
https://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/ranch-next-area-51-goes-23510627

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