第1試合は、田口隆祐がゲイブリエル・キッドを引き連れ、辻陽太&上村優也組と対峙。1日、2日の後楽園大会でシングル2連戦を行い1勝1敗のイーブンだった辻とキッドは互いを強く意識した攻防を繰り広げる。上村も田口を相手にエルボーやドロップキックで追い込んでいくが、最後は田口が延髄斬りで上村の動きを止め、どどんにつなぐとカウント3。田口&キッドが勝利を収めたが、ヤングライオン勢が光った試合となった。試合後、キッドは放送席の鷹木に視線を送ると鷹木も頷いた。両者の対決が実現するかもしれない。
バックステージで、キッドは「改めて言わせてもらいたいんだけど、『ニュージャパンカップ』1回戦でタカギと闘いたいのは、純粋にタカギをレスラーとして尊敬しているからだ。でも友達でもないのに、昨日の俺のコメントは少し偉そうだったと思う。でもとにかく俺は『ニュージャパンカップ』1回戦であなたと闘いたい」と『ニュージャパンカップ』1回戦で鷹木信悟と対戦したいとアピール。
辻は「新日本プロレス、どうやら、俺の企画は受け入れられなかったようだな。でもこれで俺は諦めない。俺の価値がなかったのか?それとも俺が言ってることがあんまり分からなかったのか?新日本プロレス、株式会社だろ?分かりやすく言ってやるよ!内藤さんは、株式で言ったら、超大手の高配当株だ。それに対して俺は、これから値上がりが予想されるであろう、IPO(新規公開株)だ。株式会社なら、大手のところに安定を求めて行くだけじゃなくて、たまにはIPOに、勇気を持って投資してみるのも、アリなんじゃないか?まあ今回の案は通らなかったから、また何かを考えて、提案させていただきます」と内藤戦を諦めない姿勢を崩していない。
上村は「昨日も、今日も、負けて…。次は鈴木みのる!ブチ殺す!って言ってたのは、口だけですかね?そんなわけないと思ってるんで、もっともっと鈴木みのるを怒らせてやる!踏み台になってもらうんで」と2.8後楽園大会、2.10広島・広島サンプラザ大会でタッグ対決する鈴木みのるを挑発。こちらも一騎討ちに向けて爪痕を残したいところだろう。
◆新日本プロレス◆
『Road to THE NEW BEGINNING』
2021年2月3日
東京・後楽園ホール
観衆 600人
▼タッグマッチ(20分1本勝負)
○田口隆祐&ゲイブリエル・キッド(8分28秒 片エビ固め)VS辻陽太&上村優也●
※どどん
(どら増田)