▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合(30分一本勝負)
<王者>林下詩美 対 上谷沙弥<挑戦者>
赤いベルトことワールド王座は林下と、林下が所属するユニット、クイーンズクエストのメンバーで林下のパートナーでもある上谷が争う。上谷のアピールが認められた形となり対戦が実現した。成長著しい上谷だが、赤いベルトには新日本プロレスに参戦し、ウィル・オスプレイ率いるユナイテッドエンパイアのマネージャーを務めるビー・プレストリーも挑戦をアピールしている。2月13、14日に行われる東京・後楽園ホール大会で何らかのアクションがある可能性も残されているだけに、予断を許さない。
▼10周年記念試合②(30分一本勝負)
岩谷麻優 対 世志琥(シードリング)
昨年末に世志琥が古巣のスターダム後楽園大会に登場し、同じくスターダム1期生の岩谷との対戦をアピール。岩谷がノーリアクションだったことから、世志琥はいら立ちを隠せなかったが、シードリング1.22東京・新木場1stRING大会に岩谷&渡辺桃&飯田沙耶が現れ、岩谷が「日本武道館で待ってます」と返答。もう実現することはないと思われた同期対決が、武道館という最高の舞台で実現する。
▼10周年記念試合①(30分1本勝負)
渡辺桃 対 高橋奈七永(シードリング)
奈七永と世志琥がスターダムに登場しマイクアピールを展開した際、「これはユニットとか関係なくスターダムの問題。私がやります」と手を挙げた桃が、かつての先輩でスターダムの旗揚げメンバーである奈七永とシングルを行うことが決定した。奈七永も桃の気持ちは買っており、シードリング1.22新木場大会で飯田とともに「カードを組んでほしい」とアピールした桃の気持ちに応える形で、2.10新木場大会で奈七永&中島安里紗と桃&飯田のカードを決定している。この前哨戦で桃がどこまで成長を見せられるかが武道館決戦のポイントになるのかもしれない。
▼ハイスピード選手権試合(30分一本勝負)
<王者>AZM 対 なつぽい<挑戦者>
スリリングな試合で防衛ロードを続けているAZMの次なる挑戦者は、今年に入りスターダム所属が発表されたドンナ・デル・モンドのなつぽいに決まった。なつぽいは1.17後楽園大会で米山香織を相手に防衛したAZMの前に現れ「武道館でそのベルトに挑戦するのにふさわしいのは、私しかいないでしょ?AZMパイセン。スターダム正式入団しました、なつぽいこと、なつぽいです。そのベルト、挑戦させろ!」と挑戦アピール。AZMは「それまでに私に勝ったら」と保留していた。しかし1.24大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場大会で行われた3WAYイリミネーションマッチで、なつぽいがAZMから3カウントを奪ったこともあり、カード発表後、自身のツイッターでなつぽいを次期挑戦者に改めて指名している。
▼10周年プレミアム・スターダムオールスターランブル出場選手第1弾
愛川ゆず季、美闘陽子、加藤悠、まなせゆうな、美邑弘海、脇澤美穂、中西百重、コグマ
「お祭り」的な要素を多分に含んだスターダムオールスターランブルには懐かしい顔が顔をそろえることになりそうだ。ゆずポンこと愛川の参戦は既に発表されていたが、その他の選手が発表されるとファンは歓喜している。スターダムでは第2弾の発表もあるとしていることから、さらなるサプライズを期待したいところ。
現在の女子プロレス界にとって日本武道館で大会ができるのはスターダムだけ。出場選手にはこのチャンスを大いに生かしてもらいたい。
(どら増田)