スイスの時計メーカーであるウブロとのコラボウォッチを発表するのは、村上が日本人アーティストとして初。花をモチーフとした今回のコラボウォッチは、ブラックダイヤモンドを107個散りばめた200本のみの限定品。価格は税込317万9000円。村上は「ガラスの上に立体的な彫刻が出ているのがすごくユニークだなって。わかりやすい形でアートと時計のコラボレーションができた」と仕上がりに満足げ。
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「打ち合わせそのものは半日くらいでできた。それをここまで作り上げてくれた。ウブロとのコラボレーションはクリエイティブで、出来上がりを見て興奮できる稀なコラボレーションだったと思います」と述べ、「僕はなぜかヒップホップアーティストやYouTuberに好かれている。社会から逸脱した中、価値を高め合う、そんな存在であるこの時計はまさに僕の中でヒップホップウォッチ」と自らコラボウォッチを命名して笑顔を見せる。
ウブロについては「15、6年前に雑誌の企画で、ウブロの工場を見させてもらった。ディナーもスイスの森深くのシャトーで行われて、そこに招待されて、すごく印象深かった。僕が小学校2、3年の頃はスイスは精密機械が有名で、日本はそれに追いつけ追い越せという状態だった。工場を見学し、老人と若い人が一緒にいて、技術力がこうして合体するんだと感動したのを覚えています」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)