問題となっているのは、感染症法の改正案について取り上げた際の一幕。19日に自民党で了承され、今国会での成立をめざしている。新型コロナウイルス対策の実効性を高めるためのもので、保健所への回答を拒否したり、虚偽の回答をした場合や、感染者が入院を拒否したり逃げた場合に刑事罰を科す内容になっている。
番組で改正案を議論する中で、MCの坂上忍がイギリスのボリス・ジョンソン首相と菅首相を比較する場面があった。坂上は、「イギリスも大変みたいですけど、ジョンソンさんって、認めるところは認めて、正直に自分の言葉で訴えるから」とし、「結構激しい国民性ってところはあるけど、いまの(イギリスの)ひっ迫状況を考えても、もっと(国民からの批判が)あってもおかしくないのに、そこまで批判が出てないんですよね」と話した。
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さらに坂上は「出てくるたびに寝癖がついてるからさ、寝ないで大変なんだな! みたいな」と指摘すると、高橋も「そうなんですよね、人らしさが見えるといいなと思っていて」と坂上に賛同。さらに菅首相について「どんどんロボットに見えてきちゃって、菅さんが。文を読み上げるロボットみたいな。もうちょっと感情が見えた方がいいと思いますけど」と口にした。
しかし、この一連の発言に視聴者からは、「やってる感を出せばいいの?」「対策に異を唱えるならともかく、感情的ではないところを揶揄するのはどうなんだろう」「死者1日1600人が出るけど感情的な首相と、死者100人で原稿読む首相、どっちがいいんだろう」といった声が集まっていた。
これまで会見で菅首相が原稿を読む姿にワイドショーからも「棒読み」といった指摘が何度もなされてきたが、「ロボット」呼ばわりには多くの視聴者が違和感を抱いたようだった。