事務局によると、「1月31日(日)上野恩賜公園野外ステージにて開催を予定しておりました公演について、会場となる上野恩賜公園より開催中止要請を受けたため、大会を中止することとなりました」と会場側から中止を要請されたことを明らかにしている。
アッセンブルは、新型コロナウイルスとの共存を余儀なくされた現状で、プロレス団体(特に女子)は集客も難しい中、個々の団体でプロレスをやっていくよりも、今こそ力を合わせて一つの大会を開催し、すべての選手がより多く活躍出来る場を生み出していく目的で結成された共闘組織として、昨年10月1日に上野恩賜公園で行われた第1回大会では、マーベラス、OZ、シードリング、仙女、PURE-JにフリーのT-HEARTSがそれぞれ提供マッチを行い大成功。11月20日に行われた第2回大会では、スターダム、ダンプ松本の極悪同盟を軸にしたレジェンド枠が加わり、ジャガー横田や長与千種も参戦。千種とダンプの時代を超えた抗争にオールドファンは酔いしれ、こちらも大成功に終わっている。
コロナを大義名分に始まったイベントなだけに、来場者は報道陣も含めて全員にフェイスシールドと手袋が配布され、試合が終わるたびにリング消毒が行われるなど、ソーシャルディスタンス仕様の座席だけではなく、豊田真奈美、山田敏代、三田英津子らOGたちも率先して物販や消毒活動を大会中に行うなど、野外の会場を選んだことから、細部に渡って、感染対策に力を入れていた。
昨年、12月5日に神奈川・さがみ湖リゾート プレジャーフォレストで予定されていたイベントには、北斗の夫で元プロレスラー・タレントの佐々木健介も参加予定だったが、こちらも新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になっており、試合ではアッセンブルの新人選手のデビューが予定され、レスラーによる運動会も開催するはずだった今大会の中止は残念である。
アッセンブルを立ち上げたことにより、各団体に還元されている面も見受けられているだけに、緊急事態宣言が解除された際には大会を再開させてもらいたい。
※一部敬称略
(どら増田)