報道によると男は6日午後3時半頃、佐賀市内の商業施設を訪れると、そのまま飲食店に向かった。当時かなり空腹状態だったそうで、ショーケースに並んだ食品サンプルを本物と勘違いし、食べるために店内に侵入。するとレジを発見し、現金を盗もうと物色を始めた。
不審な動きを見た店長が発見し、とがめようとすると逃走。しかし女性従業員が取り押さえ、駆けつけた警察官に窃盗未遂の疑いで逮捕された。当時男は所持金を持っていなかったそうで、警察の取り調べに対し「お金を盗もうとしたが、店員に見つかったので盗むことができなかった」などと話し、容疑を認めている。
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なんとも情けない事件に「コロナ特有の犯罪かも 突然の解雇で家を失い、生活保護はプライドが許さない。今まで税金を払っていたのなら、素直に生活保護を受ければいい」「こんな話がかなり多くの地域で起こり始めているし、明日は我が身な人もいる。もう先進国だと思えない」「やるせないし、嫌な事件。彼を救う方法はないのか」などとネットユーザーから大きな反響が寄せられた。
また、「空腹状態だったとはいえ、本物と勘違いするのは食品サンプルメーカーにとってはうれしいこと」「確かに食品サンプルは美味しそうに見える。なかには、サンプルのほうが美味しそうなケースもあるけど…」「こんな事件で食品サンプルの技術が評価されるのはちょっと皮肉」という声も出た。
コロナ禍で生活苦に陥る人が増え始めている。犯罪に手を染めるのではなく、生活保護などの救済策を利用してほしい。