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「支払いできないとわかっていた」おもちゃの札束を見せ中洲のキャバクラで豪遊した男に実刑判決

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画像はイメージです

 5日、今年8月に福岡市中洲のキャバクラで支払い能力がないにもかかわらず約120万円相当を無銭飲食したとして、逮捕・起訴された当時39歳の無職の男の裁判が福岡市地方裁判所で開かれた。

 ​>>58歳男、10か月間約400万円の料金を支払わずに宿泊し逮捕 ホテルにも疑問の声<<​​​

 男は今年8月、福岡市中洲のキャバクラに入店。VIPルームを利用すると、「競馬で300万円勝った」と話し、店員に札束を模したメモ帳の入った財布を従業員に見せつけ、金を持っていると信じ込ませ、ドン・ペリニヨン複数本や寿司などを注文し、文字通り「豪遊」する。

 店側が金を支払うよう要求すると、財布の札束がおもちゃだったことが発覚。所持金が1,173円しかなかったため、店員が交番に連行し、詐欺の疑いで現行犯逮捕された。警察の取り調べに対しては容疑を認め、「支払いできないとわかっていたが、酒が飲みたかった」と話していたという。

 10月22日に開かれた裁判では、検察側が「どうせ刑務所に戻るなら好き放題飲んで騒ぎたかったという動機は、身勝手かつ自己中心的」として、懲役3年を求刑。男は起訴内容を認め、「心の弱さに負けてしまった」と話していた。5日の裁判で、福岡地裁は「大胆で悪質な犯行。120万円を超える金額は、無銭飲食の被害額としては非常に高額だ」とし、懲役2年の実刑判決を言い渡した。

 男が実刑判決を受けたことに、「当然の判決。こういう犯罪は抑止のためにもしっかりと刑罰を与えてほしい」「判決を支持したい」「店の人間としては絶対に許せない犯罪。今後、費用もきちんと返済してもらいたい」などと支持する声が相次ぐことになった。

 「支払いができなくても酒が飲みたい」と話した男。その代償は、2年間の「臭い飯」となった。

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