男は2日夜、警察に対し「クラスターを僕らは拡散しようとしている」「おまわりさんがクラスターの現場に居ないと面白くない」などと虚偽の110番を4回したとして、偽計業務妨害の疑いで逮捕された。
警察によると、男は名古屋市の繁華街・中区栄の飲食店で酒を飲んでいたとのこと。取り調べに対し、男は容疑を否認した上で、「居酒屋などが自粛要請されているのに百貨店などはされていない。その不公平を警察に伝えたかった」などと供述しているという。
愛知県では、コロナを匂わせる犯罪が立て続けに発生。2020年3月には、43歳の男が名古屋市中区の家電量販店で、「俺コロナだよ。コロナビーム」などと叫び、警察への通報や店内の消毒などをさせたとして、威力業務妨害罪で逮捕・起訴され、懲役10か月の実刑判決が言い渡された。
>>19歳の客引き、「あの店はコロナ」と嘘をつき客を横取り 店が被害届を提出、逮捕に<<
また、同月には19歳の客引きをしていた男が、名古屋市中区で同じ雑居ビルに入った居酒屋を予約していた客に「この店はコロナです」と嘘をつき客を取ったとして、信用毀損の疑いで逮捕される事件も発生している。
その他にも「俺コロナ」と嘘をつく、コロナに感染し施設に入所しているにもかかわらず、患者が強引に退所するなどしており、Twitter上では「愛知のコロナ事件で打線が組める」と囁かれているほどだ。
そんな状況下でまたも発生した愛知のコロナ事件に、「また愛知か。この県は一体どうなっているのか」「コロナに対する意識が低いのでは」「なにか県民性が隠されているのでは」と呆れる声が相次ぐ。
ただし、「この男がどうしようもない。県民性は関係ない」「55歳にもなってこの行動。レベルが低すぎる」「クラスターを拡散するって、クラスターの意味がわかってない」「情けない」と、あくまでも男が悪いとする声も多かった。
コロナへの不安が消えない最中でのこの事件。抑止のために、相応の罰を望む声が上がっている。