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コンビニのゴミ箱を破壊、飛沫除けを曲げる…自分勝手でありえない、コロナ感染拡大対策に逆ギレ事件

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画像はイメージです

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、商業施設やコンビニエンスストアの風景は大きく変わった。レジ前には大きなシートが設置され、飛沫感染を防止する対策が取られるようになった。

 また、飲食店では席と席の間にアクリル板が設置され、ソーシャルディスタンスが図られ、商業施設ではマスクの着用と検温の実施が行われるようになった。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための措置だが、不便さを感じることもある。そして、そんな感情が事件に発展した。

1.コンビニのゴミ箱が使えずドアを叩き壊す

 緊急事態宣言時だった4月30日、北海道苫小牧市のコンビニエンスストアに北海道千歳市の24歳の会社員が来店。店内でゴミを捨てようとしたところ、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から封鎖されており、捨てることができなかった。

 店員に使用できない旨を伝えられると、男は激昂。出入口のドアガラスを蹴り壊す。その後、店員の110番を受けて駆けつけた警察官に、器物損壊の疑いで現行犯逮捕された。コンビニエンスストアでは一部店舗でゴミ箱が使用できない措置が取られている。ドアを叩き壊すのは犯罪だ。

 ​>>26歳男、コンビニのトイレ無断使用を注意され逆ギレ アクリル板を叩き壊して逮捕 <<​​​

2.検温を拒否して暴行

 5月8日、千葉県流山市の無職の37歳の男が同市の商業施設「流山おおたかの森SC」を訪れると、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、38歳の女性店員に検温を求められる。理由は不明だが、男はこの措置に不満があったようで拒否。店員を突き飛ばし逃走する。

 しかし、警備員が逃走する男を取り押さえ、警察官に引き渡し、暴行の疑いで現行犯逮捕された。単に体温を測れば中に入れるという状況で、頑なにそれを拒み、あろうことか店員に暴行するという行動は、常軌を逸していると言わざるを得ない。

3.駅のアクリルカバーを引っ張り上げ、アルミフレームを曲げる

 同月22日には、福岡県の福岡市営地下鉄姪浜駅で、切符をなくした男が駅務室に立ち寄り、窓口に設置されたアクリルカバーを手で引っ張り上げ、固定したアルミフレームを曲げたとして、同市の63歳の自称派遣社員の男が器物損壊の疑いで現行犯逮捕された。

 当時、駅員はマスクを装着した上でカバー越しに対応していたそうで、警察の取り調べに対し、男は「駅員の声がよく聞こえず、イライラして壊した」と話しているという。仮に声がよく聞こえないとしても、物を壊すのはやりすぎであり、犯罪だ。

 コロナ感染拡大を防止するための措置に不満を募らせ、暴力や器物を損壊する事件が相次いでいる昨今。ウイルスも怖いが、それ以上に人の行動に、恐怖心を感じてしまう。

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