この日の『アッコにおまかせ!』は、メインコーナーの「おまかせニュースランキングTOP10」からの流れで、先日、東京都内の感染者数が900人を超えた新型コロナウイルス関連のニュースを報じ、和田アキ子以下、出演者たちの今年の年末年始の過ごし方をトークするという展開になった。
また、和田は年内最後の放送という事もあり番組の視聴者へ、「この1年間ご覧なっていただきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。皆さん引き続き気を緩めずに手洗い・うがい・消毒をきっちりされて、年末そしてよいお年をお迎えください」と挨拶し、番組を終えた。
だが、和田の挨拶とは裏腹に、ここ半年ほど『アッコにおまかせ!』は、こと「新型コロナへの取り組み方」という点についてはネットで多くの疑問が相次いでいた番組である。
『アッコにおまかせ!』は、番組開始冒頭に、峰竜太から毎回「コロナ対策として(出演者同士で)距離を取っています」と明言されている一方、出演者が多く机や椅子に座らないオールスタンディング状態なためか、あまり距離を取っているとは言えず、コロナ以前とあまり変わらない「密」状態が続いている。
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また、対策としては出演者ごとにアクリル板を設置していているが、アクリル板だけでフェイスシールドやマスクの着用はなく、議論がヒートアップするとアクリル板からはみ出て大声を出す出演者もおり、ネットでは「見ていてヒヤヒヤする」「せめてマスクをしてほしい」「冒頭の『距離を取っています』という宣言が何の役に立っていない」といった声が相次ぎ、今回の年内最後の和田の「引き続き気を緩めずに」という言葉は、そのまま「ブーメラン状態になっているのでは?」という批判もあるようだ。
『アッコにおまかせ!』は、和田と峰を除く出演者は20代~40代と若い世代も揃えているが、和田は禁煙に成功したものの、長年の喫煙習慣から中等度の「慢性閉塞性呼吸不全(COPD)」の病歴があるなど、健康上に不安を抱えるだけに、来年こそはもう少し配慮した方がいいかもしれない……。