メインイベントでは、飯伏幸太&SHOの新日本本隊&CHAOS超党派タッグが、IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル二冠王者の内藤哲也、BUSHIのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと対戦。来年1.4東京・東京ドーム大会で、飯伏は内藤の二冠に挑戦するため、これが最後の前哨戦となる。
飯伏組に続いて入場した内藤は、ビッグマッチ仕様の正装で現れた。後楽園でジャケットにYシャツまで着たフルコスチュームを披露するのは珍しく、Tシャツではなく上半身裸で、飯伏と先発を買って出た。一進一退の攻防に場内から拍手が。ビルドアップされたSHOとBUSHIも、今年最後の試合がメインイベントとあって、気合の入った攻防を繰り広げていく。
試合は終盤、SHOが内藤をショックアローで排除すると、続けてBUSHIをショックアローでカウント3。YOHの欠場によりシングルプレーヤーとして大きな成長を見せたSHOが、今年最後のメインイベントを勝利して、飯伏をアシストした。
試合後、飯伏と内藤が睨み合っていると、ジェイ・ホワイトが現れてマイクアピール。飯伏は「お前は1.5なんだから帰れ!」と言うと、内藤に「俺たちのプロレスをしよう」と呼びかける。内藤は「飯伏幸太、最高の舞台を楽しもうぜ!」と飯伏の呼びかけに応えた。しかし、既にチャンピオン気取りのジェイはIWGP二冠のベルトを肩にかけたままバックステージに引き上げる暴挙。飯伏と内藤はこれを無視して再び睨み合ってから、バックステージへ。
バックステージで、SHOは「大好きな飯伏さんの横に立てて嬉しかった。大好きだからこそ、神になった飯伏さんにいつか勝つ。神に勝って神超えだ!」とコメント。飯伏は「1.4内藤哲也、分かってるよな。俺は忘れない。内藤哲也との去年の死闘を。また1.4の内藤戦で俺は蘇る。1.5ジェイ待ってろよ!」と語り、ドーム2連勝を誓った。
◆新日本プロレス◆
『Road to TOKYO DOME』
2020年12月23日
東京・後楽園ホール
観衆 696人
▼タッグマッチ(30分1本勝負)
飯伏幸太&○SHO(17分00秒 片エビ固め)内藤哲也&BUSHI●
※ショックアロー
(どら増田)