セミファイナルでは、棚橋弘至&オカダ・カズチカ&本間朋晃の新日本本隊&CHAOS超党派トリオが、ウィル・オスプレイ&グレート-O-カーン&ジェフ・コブのTHE EMPIREと対戦。オカダはオスプレイと、棚橋はオーカーンと来年1.4東京・東京ドーム大会でシングルマッチが組まれており、ダブル前哨戦に。
本隊&CHAOS混合軍は息の合った連携を披露。棚橋&オカダが本間を抱え上げ、こけしでコブの上に落とす合体攻撃を繰り出す。しかし、THE EMPIREは的確な攻めで流れを引き寄せると、最後はコブが本間をツアー・オブ・ジ・アイランドで料理。試合後、THE EMPIREは棚橋とオカダを急襲。オーカーンは棚橋のヒザにイスをフルスイング、オスプレイはオカダにヒドゥン・ブレイドでKOする暴挙に出た。
試合後、コブは「鷹木信悟…どこに隠れてるんだ?怖気付いたのか?せっかく新日本が東京ドームで俺たちのシングルマッチを組んでくれたっていうのに、お前は一体全体どこにいるんだ?お前はドラゴンクローでNEVERのベルトを巻いてるが、俺の小斧でお前を真っ二つに裂いてやる。明日は現れるのか?そうだろうな」と1.5東京ドーム大会で挑戦するNEVER無差別級王者の鷹木を挑発。オスプレイは「全て望み通りの展開だ。このままTHE EMPIREが 新日本マットを乗っ取り、古い伝統を片っ端から潰してやる。俺たちがもっと輝く新時代にみんなを連れて行ってやるよ。かつて棚橋がこう言ってただろ、"ATTACK FOR THE NEXT GENERATION(次世代のために闘う)"って。俺たちTHE EMPIREがその”次世代”だ。お前たちの大好きな棚橋とオカダをリングで大の字にしてやったぞ。俺は現在世界最高のレスラーだ。過去には“ジ・エアリアル・アサシン”と呼ばれていたが、そろそろ新しいニックネームが必要だな……」とここまでの展開に満足を示しつつ、新たなニックネームが欲しいようだ。
オーカーンは「オイ、恐い棚橋先輩。一つ、アドバイスを送ってやるよ。過去を払拭することで時代を切り拓いたはずの貴様が、今一番、過去にとらわれてるんじゃねぇか?過去の自分が亡霊になってんだよ。言ってる意味、自分が一番よく分かってんだろ?ハァ……(※ため息)、つまんねぇ男になったな。戦う前から結果は決まってるよ。もういいよ、貴様は。闘う準備よりも、キレイに歯磨きをしておけ。1月4日は『愛してます』とささやくそのお口で、余の靴を、メス豚のようにベロベロと舐めてキレイにしてもらうんだからな!それと、東京ドームじゃなくてもいいぞ。明後日で終わりにしてもいいんだぞ。あぁ!? 次、貴様がどうやってくるか、楽しみにしてるよ。分かったか?先輩」と棚橋にメッセージを送ると、両側から肩を借りて控室に向かっていた棚橋は去り際に「絶対許さねぇからな!」と怒りを露わにした。
ドーム大会の前哨戦は、23日まで後楽園で繰り広げられる。
◆新日本プロレス◆
『Road to TOKYO DOME』
2020年12月21日
東京・後楽園ホール
観衆 594人
▼6人タッグマッチ(30分1本勝負)
オカダ・カズチカ&棚橋弘至&●本間朋晃(14分12秒 片エビ固め)ウィル・オスプレイ&グレート-O-カーン&ジェフ・コブ○
※ツアー・オブ・ジ・アイランド
(どら増田)