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ソフトB・甲斐、精神崩壊寸前まで追い込まれていた? 平石コーチが「ヤバい」と感じた瞬間を明かしファン驚愕

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画像はイメージです

 元阪神で野球解説者の池田親興氏が21日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、ソフトバンク・平石洋介一軍打撃コーチが出演。チームの正捕手・甲斐拓也が今季見せていたという知られざる苦悩を明かした。

 池田氏が19日に投稿した動画で初出演し、今回が3本目の登場となる平石コーチ。本動画では自身が思う今季のチームMVPについて複数選手を候補に挙げながらトークを展開したが、候補の1人として名を挙げた甲斐がシーズン中のある時期に自身も驚くほど憔悴しきっていたという話を披露した。

 今季は3年ぶりのリーグ優勝、4年連続の日本一を達成と一見すると順風満帆なシーズンを送ったように見えるソフトバンクだが、そのシーズン中に何度か甲斐が苦悩を抱える様子を目にしたという平石氏。中でも、特に印象に残っているのは6月30日~7月5日にかけて札幌で行われた日本ハムとの6連戦中に見かけた姿だったという。

 この6連戦中の甲斐は3戦目にサヨナラ負けを喫した影響もあったのか4戦目から3試合連続でスタメンを外されたが、平石コーチによると当時の甲斐は「(スタメンを外された4戦目の)翌日の練習で(顔を)見たら、『これはヤバいな』と思った(ぐらい憔悴しきっていた)」と完全に自信をなくしていたとのこと。そのため、「野手の担当(コーチ)としてはほっとけない」という気持ちで甲斐と個人的に話をしてメンタルケアに努めたという。

 日本ハムとの6連戦後も甲斐はなかなか苦悩から抜け出せていなかったというが、チームの先輩捕手・高谷裕亮が故障離脱した10月12日を境に甲斐の顔つきや試合中のプレーに明らかな変化が見られたことも告白。平石コーチは控え捕手として自身をサポートしていた高谷の離脱で腹をくくったのではと推測した上で、「ジェスチャーや仕草(はもちろん)、声かけ一つ(から変わった)。投手だけじゃなく野手に対しても、自分がリードしてて『ここに飛びそうだ』というコースを(自信を持って指示していた)」と苦悩を乗り越えた精神力を称賛していた。

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 今回の放送を受け、ネット上には「苦悩が顔に出るほど甲斐が追い込まれてたのは知らなかった」、「今季序盤は甲斐もチームも低調だったから相当な重圧があったんだろうか」、「どん底だった精神状態からよく自信を取り戻せたな、自分だったら絶対そのまま立ち直れない」、「あの時期はネット上でもファンから猛バッシング受けてたからなあ…よく折れずに正捕手勤め上げたなと思うよ」といった反応が多数寄せられている。

 17日に発表された今季のパ・リーグMVPは同僚の柳田悠岐だったが、その柳田や王貞治球団会長からは今季のMVPに推されている甲斐。今回の平石コーチを含め、チーム内の選手・スタッフはみな今季の甲斐の働きを認めているようだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
池田親興氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UC89DdDdfD-wuREdrIjnO8DA

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