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井口ロッテに森脇浩司元オリックス監督が入閣!大谷智久は育成投手コーチに

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井口資仁監督

 千葉ロッテは14日、今シーズンで自由契約となっていた大谷智久投手が現役を引退し、育成投手コーチに就任することになったと発表した。大谷コーチは報徳学園高、早稲田大、トヨタ自動車を経て、2009年のドラフト2位で千葉ロッテ入り。今シーズン限りで戦力外通告をされたが、選手育成のため球団に残留する。

 大谷コーチは「ファンの皆様、11年間たくさんの応援をいただき本当にありがとうございました。本日をもってプロ野球選手生活に区切りをつけ引退を決断しました。幼い頃から野球が大好きでプロ野球選手になるという夢を抱き両親をはじめ沢山の方々と仲間のサポートがあって2009年ドラフトでマリーンズに入団をすることが出来ました。大学の大先輩である小宮山悟さんの背番号『14』をつけさせていただく事となり興奮したことを今でも鮮明に覚えています。プロ1年目にマリンで初登板を果たしプロ初勝利、初ホールド、先発、中継ぎ、抑えと様々な経験をさせていただきました。派手さもない僕をいつも大声援で送り出してくださったファンの皆様には感謝の気持ちで一杯です。失敗ばかりでしたがどんな時も勇気と力を与えていただき幾多の困難を共に乗り越え、支えてくださり本当にありがとうございました。今後はコーチという立場で選手をサポートする形になります。選手に寄り添い、一人一人の個性を伸ばせるよう僕自身も学び、野球人として一人の人間としても共に成長したいと思います。マリーンズでの出会いと縁を大切にチームの勝利のため、未来のために、全力を尽くしてまいります。11年間、本当にありがとうございました」と現役生活を振り返り、今後は野球人としてチームに貢献していく意向を示している。

 また、森脇浩司元オリックス監督が一軍野手総合兼内野守備コーチに就任することも決定。森脇コーチは、近鉄、広島、南海・福岡ダイエーで現役生活を終えると、コーチとして1997年から2009年までダイエー・福岡ソフトバンク(監督代行も含む)、2011年は巨人、2012年にはオリックスへ。2012年シーズンの終盤から監督代行を経て、2013年からオリックスの監督に就任。2014年は最後までソフトバンクと優勝争いを繰り広げるが、2015年シーズン序盤に成績不振の責任を取る形で休養。2017年から2年間は中日でヘッド格のコーチを務め、昨年からは福岡工業大で特別コーチを務めていた。井口資仁監督とはホークス時代に一緒だったことがある。

 森脇コーチは「まずこのような機会をいただき球団と井口監督、そしてマリーンズファンの皆様に感謝申し上げます。マリーンズは外から見ていましても年々、戦い方がたくましくなっているという印象があります。ファンとチームが一体となって前進をしているのが特徴的で、私もその一員となり全力で選手、チームと向き合いながら勝利をめざしていきたいと思います」と現場復帰への意気込みを語った。

 これで、ロッテの2021年シーズンのコーチングスタッフが決定。

 【一軍】監督井口資仁、ヘッドコーチ今岡真訪、野手総合兼内野守備コーチ森脇浩司、投手コーチ吉井理人、投手コーチ川越英隆、バッテリーコーチ清水将海、打撃コーチ河野亮、走塁兼外野守備補佐兼打撃コーチ補佐伊志嶺翔大、外野守備・走塁コーチ大塚明、戦略コーチ兼バッテリーコーチ補佐的場直樹、トレーニングコーチ菊地大祐、【二軍】監督鳥越裕介、ヘッド兼打撃コーチ福浦和也、投手コーチ小野晋吾、投手コーチ大隣憲司、バッテリーコーチ金澤岳、内野守備・走塁コーチ根元俊一、外野守備・走塁コーチ諸積兼司、育成総合兼育成打撃コーチ堀幸一、育成守備・走塁コーチ小坂誠、育成投手コーチ大谷智久、トレーニングコーチ根本淳平となっている。

 今年はコロナ禍の影響もあり、終盤に失速してしまったロッテだが、それでも2位に踏みとどまっただけに、来シーズンは他球団にとってさらに脅威なチームになるだろう。

(どら増田)

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