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巨人・坂本、サード転向なら「逆に終わりがはやい」? 堀内元監督が主張、“生涯ショート”を貫くべきワケは

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坂本勇人

 元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫氏が、8日に自身の公式ブログに投稿。巨人・坂本勇人の“生涯ショート固定”を主張した。

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 「坂本をサードにコンバートしてほしいのですが堀内さんはどう思われますか?」というブログ読者からの質問を受け、今回ブログを投稿したという堀内氏。「結論から言おう。俺はね 坂本の野球人生はショートで燃え尽きてもらいたい」とした上で、ショート固定を推す理由について語った。

 2006年の高校生ドラフトで1位指名を受け巨人に入団し、翌2008年から今季までショートとして1759試合に出場している31歳の坂本。全ポジションの中で最も過酷といわれるショートを担いながら「.292・242本・865打点・2003安打」と通算2000本安打も達成しているが、堀内氏は「打ってよし守ってよし 体も大型で申し分ない」とショートとして文句のつけようのない活躍をしていると評した。

 堀内氏は続けて「サードにコンバートっていうのは坂本に少しでも楽をさせてあげたい、ってことだと思う」と、今回質問を寄せたブログ読者はショート守備でかかる体への負担を不安視しているのだろうと推測。だが、「はっきり言って今、楽をすれば逆に終わりが速いと思う」と、下手にポジションを動かす方が衰えを早めるのではと反論した。

 また、堀内氏は「今、坂本からショートというポジションを奪ってでも育てよう そういう選手も見当たらない」と、今の巨人には後釜として務まりそうな選手もいないと指摘。以上の点を踏まえ、坂本が自分からコンバートを望まない限りはショート固定を貫くべきだと主張していた。

 今回の投稿を受け、ネット上には「守備型の選手が務めがちなショートを坂本が担ってるというストロングポイントを崩すべきではない」、「サード転向が逆に攻守のリズムを狂わせる可能性もある」といった賛同の声が寄せられる一方、「今季はコンディション不良で途中交代も多かったし、本格的にガタが来るまでに動かすべき」、「ショート固定とサード転向ならどう考えても前者の方が劣化早まるだろ」といった反発も挙がっている。

 一方、「守備の師匠の宮本がサード転向で苦労したからやらないだろ」、「名手宮本でもショートからサードの移動はかなり厳しかったらしいし止めといた方がいい」と、現役時代にヤクルト(1995-2013)一筋で活躍した宮本慎也氏を絡めたコメントも複数見受けられた。

 「宮本氏は現役時代ショートとしてゴールデングラブ賞を6度(1997,1999-2003)獲得し、2012年1月の自主トレでは当時プロ6年目・23歳の坂本に守備のイロハを教え込んだ名球会選手。その宮本氏は2008年シーズン途中にショートからサードへのコンバートを経験していますが、名球会が11月11日に公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画にゲスト出演した際、ショートとサードでは打球との距離感や1歩目の反応が大きく異なるため適応に数年かかったと苦労を明かしています。守備の師匠である宮本氏がこれほど苦しんだことを考えれば、坂本も下手に動かすと二の舞になるのではと危惧しているファンも少なくないようですね」(野球ライター)

 プロ野球史上2番目の最年少記録となる31歳と10カ月で2000本安打を達成したため、過去に張本勲氏(元東映他)しか達成者がいない3000本安打達成も期待されている坂本。慣れ親しんだショートを最後まで全うさせるのか、それともサードなど別ポジションにコンバートするのか。巨人首脳陣も今後大いに悩むことになるのかもしれない。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
堀内恒夫氏の公式ブログより
https://ameblo.jp/horiuchi18/

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