同ドラマは、京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿が描かれている。
>>安定のテレ朝ドラマの問題点 突破口は土曜深夜ドラマか<<
1999年にスタートした人気シリーズで、前作はシリーズ20周年とテレビ朝日開局60周年を記念し、2019年4月から今年3月まで1年間のロングラン放送を行った。
「1年間、34話の放送にもかかわらず、視聴率が1ケタを記録したのはわずか2話のみ。すっかり人気シリーズとして定着してしまった。マリコの相棒の土門刑事役の内藤剛志は、今年4月期の主演する同局の人気ドラマシリーズ『警視庁捜査一課長』を挟み、出続けることになる」(テレビ局関係者)
そんな同作だが、発売中の「女性自身」(光文社)によると、シリーズ初の映画化が内定。早ければ来春にも撮影を開始し、来年末から再来年初めの公開をめざすという。
現在55歳の沢口だが、「どんなことがあってもマリコを60歳まで続けたい!」と親しいスタッフに宣言。映画化でさらにモチベーションが上がりそうだ。
「安定した視聴率だけに、ヒット作の基準となっている興行収入10億円は問題なくクリアできるのでは。もし、もっと当たれば映画の続編の製作もありそうだ」(同)
シリーズ開始から21年でようやく映画化話が出ることになったが、それにはある理由があったようだ。
「これまでのペースからすれば、そろそろ『相棒』の映画の新シリーズの製作話が出てもいい頃。しかし、これまでの映画4作品は回を重ねるごとに興行収入を落としてしまっているため、主演の水谷豊も慎重になり、なかなか映画の新作にゴーサインを出さないようだ。そこで、テレ朝の上層部は当たる可能性がある『科捜研』の映画版で勝負することにしたようだ」(映画業界関係者)
映画化の正式発表が待たれる。