大阪府警高速隊によると、男は通行券を取って高速道路に乗ると、出口の料金所で「ETCカードのエラーが出た」と虚偽の主張を行う。そして、入った料金所を直近と嘘の説明をして、料金をごまかす。
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たびたび事案が発生したことで、西日本高速道路が大阪府警高速隊に被害を届け、警察が捜査に乗り出し、今年8月になって詐欺容疑で逮捕する。その後、5件の同様犯罪を裏付け、書類送検した。
男は大阪から和歌山や広島に車で向かう際に詐欺を働いており、警察の取り調べに対し容疑を認め、「通行料金を支払うのが馬鹿らしく、趣味の魚釣りに金を使いたかった」と供述。そして、「5年間で200回以上やった」と話しているという。
「金を使いたくない」という理由で、「ETCがエラーになった」「直前から乗った」と姑息に金をごまかした男に、「どうしようもない。やり方も姑息だし、逮捕されて当然」「金がないなら下道で行けばいい。高速に乗りたいけど金は払いたくないという論理は身勝手すぎる」「毎回毎回ETCエラーを主張していれば足も付く。ずる賢く見えて、頭が悪い」と憤りを口にするネットユーザーが相次ぐ。
また、「ETCエラーで入口から乗ったなんて主張を受け入れるなんて、ちょっと甘すぎるんじゃないか」「こういう犯罪、意外と多いんじゃないの? 怖そうな人に凄まれて、通してしまうとか…」「ETCカードの偽造が流行っているなんて噂もある。犯罪に対してきちんと対策をしているのか」と高速道路側の対応や犯罪対策を疑問視する声も多かった。
高速道路の料金については「高すぎる」という不満があることも事実だが、現在の法律ではきちんと料金を支払わなければ、通行できないことになっている。「魚釣りに行きたい」という理由で金を払わない行為は、身勝手と言わざるを得ない。