>>話題作りが遅すぎた? 織田裕二、鈴木保奈美出演の『スーツ2』に伊藤健太郎<<
第12話は、甲斐(織田裕二)らの活躍で、『幸村・上杉法律事務所』の内紛はチカ(鈴木保奈美)の勝利に終わったが、お家騒動があったことはクライアントの間にも広く知れ渡ってしまった。それを不安視するクライアントの中には、『幸村・上杉法律事務所』との顧問契約を見直そうとする動きが起き始め――というストーリーが描かれた。
「今話で最も話題になったのは、ラストで、甲斐との信頼関係もなくなり、ファームで居場所をなくし、チカに退所を申し出た蟹江(小手伸也)が荷物を持って事務所を去ろうとしていたシーン。甲斐はそんな蟹江を道で待ち伏せており、チカに提出した退所届を蟹江の荷物の中に仕舞い込むと、二つあった荷物を無言のまま一つ奪い、事務所への道を戻っていきました。これに蟹江は驚いた表情を浮かべたものの、少し小走りになりながら甲斐を追いかけ、2人で事務所へ戻るという展開に。甲斐と蟹江はこれまで犬猿の仲だったものの、蟹江は甲斐について、『外から敵が来れば力も合わせた。言葉なんかいらない。本当は互いを信じてた。友達だった』と語りつつも、自身のせいで仲が壊れ、もう元に戻れないと思いつめて退所の意思を固めていただけに、甲斐の“お迎え”はこれ以上ないほどに嬉しかったことは間違いなく、視聴者からは『鈴木保奈美とのシーンより東京ラブストーリーっぽい!』『ロマンスが始まりそうだった』『蟹江がめっちゃ乙女に見えたわ…』といった声が集まっていました」(ドラマライター)
また、蟹江の乙女っぷりを助長させる要素がほかにもあったという。
「蟹江と言えば、作品一番のイジられキャラで、多くの視聴者に愛されてきましたが、ファームのお家騒動を巡り、上杉(吉田鋼太郎)側に付いたことで視聴者からは『許せない』『裏切り者』といった批判が続出。結局は上杉の策略に振り回されていただけとなりましたが、その後上杉が去り、ファームでの居場所がなくなったことについては、『ざまあみろとしか思えない』『当然の報いでは?』といった声が出るほどでした。しかし、これまでは根拠のない自信たっぷりだった蟹江が弱々しくなってしまった姿がここ数話描かれてきただけに、甲斐の迎えに素直についていく姿に、『ここ数話憎たらしかっただけにより可愛く感じる』と、反動により一層かわいらしさが増すという演出になっていた様子。次話以降、いつもの蟹江に戻ってきてほしいというファンの期待の声も聞かれました」(同)
甲斐と蟹江のロマンス(?)に、視聴者は大興奮だったようだ。