>>【放送事故伝説】まさに世紀の放送事故!?元号発表時の視聴者は見た!<<
そんな『火曜サプライズ』だが、「ガチ」を極めようとしたために、バラエティ史に残るトンデモハプニングが発生したことがある。
事件が発生したのは2018年10月23日放送分。この日は俳優の高橋一生と佐藤健がゲストで、東京都蒲田でグルメロケを行った。
ロケの途中、佐藤は豚の生姜焼きが大好物だと明かし、一行は蒲田で一番おいしい生姜焼きを提供する定食屋へと向かった。
目的のお店に着き、取材許可も下りた。出演者全員が席に座り豚の生姜焼きを注文しようとしたところ、店主から驚きの言葉が伝えられた。
「ウチはいわしと鳥料理がメインで豚の生姜焼きは置いてないよ」
出演者一同、そしてスタッフの全員が「え!?」と声を上げた瞬間、店主が明かした。「実はもう一店、隣の通りにウチと同じ店名の生姜焼きのお店がありまして……」
なんと、出演者・スタッフ全員が店を間違えているのに気付かず撮影交渉してしまったのだ。
しかし、一度交渉して許可を得た手前、そのまま何も注文せずに出ていくこともできなかった。生姜焼きを楽しみにしていた佐藤だが、「僕、いわしも好きなんでいわし食べましょうよ!」と、この店でロケを続けるよう提案。
実際、この店のいわし料理は生姜焼きに負けないほど絶品だったようで、トラブルはあったものの「結果オーライ」となったようだ。
また、この放送によって『火曜サプライズ』は事前にスタッフのアポ取りはせず、「ガチ」でその場で撮影交渉していることが明らかになった。間違えた後のフォローも含め、番組としてはむしろプラスになったようである。
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)