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大腸のケアを行う「大腸活」とみんなで一緒に食べる「共食」の価値を広めていくために開催されている本イベントも、今回が3回目。26日が『大腸を考える日』に制定されていることから、その目前の23日に会が行われた。この日のテーマは「世界で結果を残した日本代表たちの“本番に備えた食事”」。柔道、競泳、バドミントンとジャンルの違う競技で活躍した3人の勝負飯に注目が集まった。
野村は試合前のメニューとして食べるには意外な、うどんやおかゆなどを使った軽食的なメニューを消化していたとのこと。「僕らの時代は試合の当日に軽量をしたんです。事前に63キロくらいまで絞って、試合の朝に計量して、その後すぐ試合という感じ」と重いものは食べれなかったといい、「うどんやおかゆというのは海外でもレトルトで持っていける。おにぎりが用意できるならおにぎりを持っていくんですけど、あんまり急激に食べすぎても試合がすぐに始まるので、おかゆにしていました。生麺のうどんは学生時代食べていたのが最初で、それ以後ゲン担ぎで食べるようになりました」と自身の勝負飯へのこだわりを明かす。
試合後も、メダル獲得の後は忙しすぎて大したものは口にしなかったという。「取材やテレビ局周りもあったし、逆に食欲がなくなるんです。翌日くらいに、ようやく解放されて好きなものを好きなだけ食べるという感じです」と重いメニューは試合の前後は食べにくかったようだ。
小椋も試合前のメニューについて、「栄養士さんがついてくれて、とろろを必ず食べていました」と振り返る。肉類に対しては豚肉にこだわりがあったといい、「豚肉はビタミンBが豊富で、お米と食べると栄養素が燃えてくれるって教えてもらって食べていました。体調が悪い時は汁物系とかおうどんもよく食べてました」とコメント。「プレッシャーなのか腸炎になりやすく、体調が悪い時に合わせて、その栄養士さんがメインを変えてくださったりしました。お腹を下す時はヨーグルトを食べた方がいいって、乳酸菌の入ったものをすすめてくれたり」と話したほか、海外遠征の時は「自分の口に合わないものが多かったので、お米を5キロ持って行きました」とも明かした。
萩原は試合前の朝食に必ずようかんを食べていたとのこと。「海外に行く時もスーツケースの半分はようかんを詰めていました。試合の時のメニューですけど、飲むヨーグルト、ようかん、カステラ。おにぎり。味噌汁……」とメニューを挙げていく。「ようかん、カステラは消化が良くて早くエネルギーになるので食べていました。おにぎりはのりをつけずに食べるのがこだわりでした。お味噌汁もワカメをつけず。のり、ワカメは消化が遅いんです。それを考慮してあまり食べませんでした」とこだわりを明かしていた。
(取材・文:名鹿祥史)