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原監督はこのランチ会で、約200人の参加者を前に大腸活の大切さ、アスリートの食事管理の大切さなどを説いた。「最近腸内フローラという言葉を盛んに聞くようになりました。私も気にするようになりました」と、大腸活には以前から興味があったといい、「腸が整わないと箱根駅伝6度目の優勝はありません。残り5か月、大腸活大作戦で箱根駅伝6度目の優勝目指して頑張りたいです」と宣言。
学生の食事法にはいつも気を配っているといい、「学生にはセロトニンを分泌させるために、食事中は楽しく、みんなでワイワイ話をしながら食べることを意識させています。一番は食事を楽しむということが大切なんです」と食事へのこだわりを紹介。
夕食のタイミングも大切だといい、「夕食から睡眠までの時間は3時間くらい取るようにもさせています。睡眠も大切な要素。食事から睡眠までの時間が短いと、寝ている時に、腸が動くことによって交感神経を優位にさせてしまいます。そうすると、睡眠における副交感神経が優位に働かず、睡眠の質が悪くなります。(夜)8時くらいまでには食事を終えるような時間設定で、夕食を終えるよう指導しています」とコメント。
近年は野菜が嫌いで偏った食事をするアスリートも増えてきたという質問も受けたが、「マニュアルで言えば、バランス良い食事を摂るのが良いとされますが、昭和の時代と違って、昨今の日本の食事はある意味、バランスのとれた栄養価の高いものが多いんです。好きなものを好きなだけ食べるという考え方も僕は否定しないです」と理解を示し、「でも、トップアスリートたるものは(その選手が偏食気味と報道されていても)最低限のガードはしていると思います。自分も広島焼き、カレー、ピザばかり食べたい時もあるが我慢しています」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)