各紙によると、タイトルは「すさまじい才能の持ち主」を表す言葉で、作品は幕末から明治にかけて日本の近代化に尽力した男たちを描く青春群像劇。
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春馬さんが演じるのは、薩摩藩出身で大阪商工会議所の初代会頭を務め、経済界の発展に多大なる貢献を果たした実業家・五代友厚役。
春馬さんのほか、三浦翔平が坂本龍馬役、T.M.Revolutionこと西川貴教が三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎役、女優・蓮佛美沙子が五代の妻・豊子役を演じるという。
撮影は昨年10~11月に京都・松竹撮影所で行われたが、コロナ禍で公開日がなかなか決まらない中、春馬さんが帰らぬ人に。製作スタッフの尽力に加え、感染拡大が落ち着いて規制が緩和されてきたこともあり、公開にこぎつけたという。
「主演映画としては、春馬さんの“遺作”になってしまった。さらに、今後のPR活動は、春馬さんがいないまま行わなければならない異例の事態に。ほかのキャストたちは、悲しみをこらえながらのPR活動になりそうだ」(映画業界関係者)
春馬さんの死後、プライベートでも交流があった翔平はSNSで追悼したが、いまだに春馬さんと同じ事務所で、“戦友”とも呼べる存在だった佐藤健は沈黙を貫いている。
佐藤の胸中が気になるところだが、発売中の「週刊文春」(文芸春秋)によると、佐藤が春馬さんの訃報を聞かされたのは、クランクアップを数日後に控えた映画のロケ現場。
佐藤は監督やスタッフに頭を下げて東京へと向かい、恵比寿に到着。誘導されたのは貸会議室のような一室。棺の中で眠る春馬さんと久々に対面。
ひそやかに別れを告げた佐藤は再び新幹線に飛び乗ると、現場に戻り、監督らに憔悴など一切感じさせずに、クランクアップを迎えたという。
しっかり別れを告げただけに、今後、佐藤がSNSなどで春馬さんに関してメッセージを発信することはなさそうだ。