>>小倉智昭「アスリートは重症化したって話は聞かない」発言で物議 現役力士の死去を指摘する声も<<
このニュースの印象について聞かれた同氏は、「大麻はもちろん違法だが、深刻な犯罪かと言うと、ちょっと違うのかなと言う世の中の雰囲気の変化を感じる」と持論を述べると、伊藤利尋アナウンサーから「そのあたりも含めて今日は議論していきたい」と上手くまとめられた。
古市氏はまた、芸能人の逮捕の瞬間にメディアが立ち会っている点に触れ、「捜査情報が洩れることは国家公務員法違反だと思う」と報道のあり方について疑義を申し立てたかと思えば、今度は海外と比較して言及。
「日本は(戦後)GHQが(薬物を)禁止にしたが、当のアメリカでは様々な州で合法化が進んでいる」と現状を報告し、「世界的に見ても医療用大麻に関してはこれだけ(合法が)多い中、日本だけが大麻を使った人を極悪人のように裁くことが果たしていいのか、そろそろ時代に合わなくなってきている気がする」と主張した。
だが、これに対し小倉智昭キャスターからは、割と強い口調で「アメリカのいくつかの州が最近認めているとかそういうことではなく、日本では法律的にやってはいけない薬物に当たるわけだから、手を出してはいかんでしょ」とピシャリと忠告された。
また、法科学研究センター所長・雨宮正欣氏からも「(薬物は)他人に迷惑をかけないと言われるが、異常な感覚になって他人を傷つける犯罪になる原因になることは十分ある。無人島でやられるんでしたらもちろん結構ですけど、街中でやられるのは規制が必要」と皮肉気味に牽制された。
伊藤アナも「古市さんの問題提起は意味があると思うが、ある程度全体を見て議論しないといけない」とたしなめていたが、それでも古市氏は、薬物に手を染めた役者の間で常に話題になる出演作の打ち切りの可否について、「配信や公開を止めるのはどうなんだろうと思う」と最後まで応戦していた。
そんな同氏の訴えは、SNS上でも波紋を呼び、「古市はなぜ大麻に関して割と擁護しようとしているのだろうか?」「古市さんが大麻推進派なのはよくわかった」「大麻擁護していたが、根拠が薄いね」と疑問の声が。だが一方、「大麻について正論を正面から突いている。今のメディアやタレントでここまで真実を話す人は少ない」と同氏の意見を支持するユーザーもいた。いずれにせよ、同容疑者の大麻の入手経路の捜査などが急がれる。