>>『スッキリ』加藤浩次、コロナ報道で好感度アップ! 他番組のMCと大きく違うことは<<
加藤はまず、岸田氏に対し、同じく安倍晋三首相に近い立場にあり、こちらも出馬の意欲を示している菅義偉官房長官との違いについて質問。ところが、同氏は、「日本はコロナとの闘いの真っただ中にある」と話しながら、「次の時代に向けて、どういった政策を進めていくのか、これは、それぞれ政治家によって違いがあると思います。私自身も今まで政調会長、党の仕事を務める中でさまざまな思いを巡らしてきました」などと、「質問をはぐらかす」返答に思われた。
だが、それを阻止しようとしたのが加藤。「菅さんとの違いは明確に言うとどこになりますか?」と再び追及。これについて、岸田氏は「感染症に強い社会を作らなければならないということで、デジタル化ですとか(中略)また地方についても、私はデジタル田園都市構想という考え方を示していますが(中略)米中の対立ですとか、自国第一主義、こういった大きな国際が変わっています。(中略)それぞれの政治家がその思いを示して競い合うこと。これは大変重要なことではないかと思います」などなど、意味不明の概論ばかりを展開。
こうした煮え切らない弁舌は、コロナ対策について聞いた時も同じだった。検査体制、自治体と国との連携、給付金など、表面ばかりをなぞり、さらにアベノマスクについても、「さまざまな点で批判があった政策であったとは思います。この点は今後の政策を行う上において、しっかりと反省をし…」と、安倍総理と同じことを繰り返すばかり。
ここで加藤がブチ切れたのだ。「じゃあ岸田さん、新型コロナ対策に対して、ドン!って、僕が総裁になった時、まずこれをやるんだっていう、国民に分かりやすい形、短いセンテンスで言うんだったら、どういうことになりますか!?」
加藤の勢いに、さすがの岸田氏も「はい。あのー、えーっとまず基本は」と狼狽しながら、「まず基本は感染症対策と経済対策」と、これも分かり切っているが、きちんとQ&Aに則って答えてくれた。
同氏とのやり取りはこうして30分に及んだが、この応酬を見ていた視聴者からは岸田氏への失望とともに、「自分のペースを崩さない加藤浩次の評価の方が上がりそう」「加藤浩次、頭いいフリせずにちゃんと分からない事切り込んでくれるし、とてもわかりやすい」といった意見、さらには「加藤さんの方がいいです 総理に」 「もうさ、 加藤浩次が総理になったらいい」といった、まさかの加藤浩次総理待望論まで飛び出していた。いずれにしても、この岸田氏の出演は得だったのだろうか?