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ダンスの競技人口は現在約600万人。野球730万人、サッカー750万人に匹敵するような競技人口を持ちながら、これまで他のプロスポーツのようなプロリーグが存在しなかった。ブレイクダンスなどが今後オリンピック競技化されることを踏まえた上で、今年2月10日、ダンスのプロリーグ「D.LEAGUE」が設立。この日、詳細などが発表された。
開幕は来年の1月10日を予定しているといい、ディレクター、レギュラーダンサー、SPダンサーなどで構成されるチームで、レギュラーシーズン、チャンピオンシップ(シーズン上位チームによるトーナメント)、アワードの三部門の試合、イベントなどをこなして行く予定だという。チームを運営する参加企業も、エイベックス、コーセー、サイバーエージェント、セガサミー、セプテーニ、フルキャストホールディングス、ベネフィット・ワン、USEN-NEXTホールディングスの8社が名乗りをあげた。
HIROは「しっかりしたエンターテインメントとして成立させて、世の中に送り出したい。たくさんのダンスが大好きな子供たちがいるので、そういった人たちの夢を叶えさせる場所にしたい」と同リーグへの意気込みを述べ、「ダンスの素晴らしさを世界中に発信して日本を元気にしたい。自分がダンスに夢中になっていた頃から考えると夢のようなリーグ。みんなで力を合わせて頑張りたいです。この中からスターを発掘したい」と夢を語った。
会見には、株式会社Dリーグ代表取締役CEOの平野岳史氏、取締役COOのカリスマカンタローこと神田勘太朗氏も登壇。神田氏も「ダンス界は認知度が低い。スーパースターを生む箱を日本に作りたい。ダンスがサッカーや野球やバスケットのように世間の人の話題となる。そんな環境を作りたい」とコメント。「これから期待してください。ダンスはYouTubeなどではかなりアクセスが高い、なのになぜ取り上げられないのだろう。その答えがこのD.LEAGUEにあります」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)