若手時代から人と溶け込むことが不得意なため、お笑いライブの会場ではきまってトイレに“逃避”。気づけば、室内やシステムに興味を抱くようになっていた。今では、日本トイレ協会会員、グッドトイレ選奨2年連続受賞、トイレクリーンマイスター、名誉トイレ診断士など多くのライセンスを手に入れ、関連イベントの常連芸人。梅雨のこの時期は、掃除能力検定士の資格を生かして、お掃除・カビ対策の企画にも大忙しだ。
>>南キャン山里に「サイテー」「洗脳してたのか」の声 相方しずちゃんが10年以上守り続けた“秘密”とは<<
構成作家としても引く手あまた。日本テレビ系朝の情報バラエティ「スッキリ」、同局昼の顔「ヒルナンデス!」には、作家として参加。芸人仲間から絶大な信頼を得ている。その人間力に感心させられっぱなしなのは、南海キャンディーズ・山里亮太だ。
「『スッキリ』で“天の声”を担当している山里さん。最近、現場でサトミツに会ったそう。そのときに嬉々として、自宅でソースをこぼしてしまい、塩素系液体で落としたら変色したことを話すと、山里さんと別れてからすぐに打ちこんだであろう音速のスピードで、メールが送信されてきたそう。そこにはびっしり、シミ落としの方法と、山里さんの“説”を否定しない、優しい文書がつづられていたそう」(テレビ番組制作会社の現場スタッフ)
オードリーとは、15年を超える付き合いの大親友。若林正恭&春日俊彰が「M-1グランプリ2008」の準優勝を機にスターダムを駆け上がっていく前から、単独ライブを裏方で支えていた。春日の妻・クミさんを紹介したのがサトミツ。人に心を開かない若林が若手時代の早い段階で、最初に心をさらけ出した芸人も、サトミツだ。山里はその若林とのユニット「たりないふたり」シリーズを通して、サトミツの作家としての才能に触れていた。
ラジオ「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送/以下ANN)にも、作家として参加。ラインナップ、コンセプトや時間帯が多岐にわたるANNでも、オードリーは16年2月の「ビデオリサーチ首都圏ラジオ聴取率調査」から26回連続単独首位を獲得する人気プログラム。今では、サトミツの名刺代わりの代表作だ。
オードリーの屋台骨で、オードリーの理解者。現在のバラエティ界を支える裏番長。サトミツはその大黒柱といっていい。
(伊藤由華)