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『ハケンの品格』続編の視聴率が伸び悩む理由 脇役の弱さだけじゃない?

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篠原涼子

 篠原涼子主演の「ハケンの品格」(日本テレビ系)が6月17日にスタートした。新型コロナの影響で、2カ月遅れの開始となった13年ぶりの続編は、初回こそ世帯平均視聴率14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と好スタートを切ったものの、第2話と第3話はいずれも初回からダウンの11.9%となった。

 篠原演じる、時給3500円のスーパー派遣社員の活躍ぶりを描いた同ドラマ。07年の前作は初回18.2%でスタートし、最終回は全話最高の26.0%を記録。全話平均20.1%のヒット作となった。
 「篠原にとってはフジテレビ系の『アンフェア』シリーズと並ぶ代表作。前回の主演ドラマで17年にフジテレビの初月9主演作となった『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』は全話平均視聴率1ケタと低迷してしまったことから、篠原は今作での“リベンジ”を果たすべく意気込んでいた」(日テレ関係者)

 ​>>『ハケンの品格』、自分の仕事を他の派遣社員に押し付け? 主人公の働き方に疑問の声<<​​​

 ドラマの放送前には、7週にわたって前作を放送したものの、視聴率が2ケタを超えたのは3回のみ。それでも、新作の初回は好スタートを切り期待されたが、今後、1ケタにダウンする可能性も浮上してきてしまったようだ。
 「07年の時点では、胸のすくような派遣社員の活躍に視聴者が共感できた。しかし、今や労働者の4割が派遣を含む非正規社員。いつクビになるか分からない状況で、正社員にズバズバと意見したり、正社員を押しのけて手柄をものにしたり、あまりにも現実離れしているため視聴者が離れてしまったようだ。むしろ共感できるとしたら、肩身の狭い思いをしながら働いている派遣社員役の吉谷彩子と山本舞香」(テレビ局関係者)

 さらには、脇役のキャスティングも厳しいという。
 「前作では、大泉洋と篠原の丁々発止やりとりが見どころ。ところが、今作の前半、大泉はオフィスにいなかった。小泉進次郎や別居報道が出た勝地涼ではインパクトが弱すぎる」(同)

 このままだと、巻き返しは難しそうだ。

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