3時のヒロインは、吉本興業のアイドルグループ「つぼみ(現・つぼみ大革命)」の1期生出身の福田麻貴を中心に、嵐の大ファンのかなで、日本人離れしたルックスのゆめっちからなる並びで、かなりキャラクターの立ったテレビ映えする存在でもあろう。
トリオの中心的存在であり、ネタ作りも行う福田は、お笑い理論に精通し、キャラの立った2人を意識的に集めたと言われる。古巣のつぼみ大革命にネタを提供するなど、放送作家的な活動も行っている。
芸能界の椅子は無限ではない。見た目のインパクトはもちろん、ネタもしっかりとしたトリオの登場で、ピンチに陥る女芸人たちもいそうだ。
まず、もっとも大きな影響を受けそうなのが、おかずクラブだろう。かなでとゆいPは、ぽっちゃりキャラとして丸かぶりであるし、あくまでも女子っぽさを残した芸風も、両者に共通する部分がある。バラエティ番組でしっかりと仕切り能力を見せる福田に対し、オカリナは積極的に表に出るタイプではない。そのため、今後ポジションを奪われる可能性は高そうだ。
もう一組、ピンチに陥りそうなのが尼神インターだ。ヤンキーキャラの渚と、ブサイクキャラがイジられる誠子の凸凹なキャラでブレークを果たしたが、こうした部分はやはり3時のヒロインと似ている。ただ、彼女たちは露出を急激に減らしており、そこには不仲説も噂されている。3時のヒロインの影響で消えたというよりは、入れ替わるようにフェードアウトしていったという方が正解かもしれない。
吉本興業の女芸人ではさらに、ガンバレルーヤがいる。純粋無垢なキャラクターのまひるに対し、お姉さん的ポジションのよしこといった位置づけは、3時のヒロインでも年長者の福田とほかの2人の並びに重なる。ただ、ガンバレルーヤは、よしこが2019年公開の映画『Bの戦場』に主演し、女優業へ挑戦するなどソロ活動を強化しているため、3時のヒロインとのキャラかぶり問題は、それほど起こらなさそうだ。
改めて女芸人の勢力図を描いて見ると、3時のヒロインのポジションはかなり優位と言える。快進撃はさらに続きそうだ。