参加資格は学生であること。参加受付は4月8日正午より開始している。
今回の募集人数は最大100名。あらかじめ参加者には楽譜と練習用のパート別音源を送信し、4月中に数回、Web会議システムZoomを利用して、オンライン上での練習を実施する。練習にはアカペラグループINSPiのメンバーで同社の代表・杉田 篤史も参加予定。参加者への個別レッスンもおこなう。最終的に、参加者がそれぞれ自宅で歌っている動画を撮影し、それをまとめた動画をhamo-laboのYouTubeチャンネルにアップする。動画公開日は5月5日こどもの日を予定。参加費は無料で、別に動画制作費などプロジェクトへの支援を一般から募る。
外出自粛のため活動ができなくなった合唱部やアカペラサークルの学生に向け、練習する意欲と歌やハーモニーへの情熱を持ち続けてもらうことを目的としている。
杉田は、「この度の緊急事態宣言をうけて、アカペラミュージシャンとして、また教育事業を展開する企業代表として、合唱やハモりが好きな子どもたちに自宅でもハモれる場をつくりたいと考えました。自分で楽譜と音源聴きながら練習できるなら小・中・高生もOK!曲はおうちで一人で歌っていても元気が出てくるような映画『天使にラブ・ソングを2』のテーマソング『Oh Happy Day』にします。みんなで精一杯楽しく練習して、5月5日こどもの日にYouTubeで世界中に僕らのハーモニーを届けましょう。」とコメントを寄せた。
1997年大阪大学でINSPiを結成し、2001年には『ハモネプ』(フジテレビ系)に出演しメジャーデビューを果たした杉田。株式会社hamo-laboを設立にいたったきっかけについて、「2015年にメンバーの奥村(伸二)が鼻に皮膚がんを発症して治療のため休養しました。その後復帰した奥村から栄養について真剣に学びたいという申し出があり、平日は毎日管理栄養士の学校に4年通うこととなりました。土日祝日はINSPiとして活動続けながら、他のメンバーも平日の空いた時間にINSPi以外の活動を仕事として取り組んでみようということになり、それぞれ映像制作やコーラスアレンジの仕事などを始めました。」と、メンバーの休養後のグループ活動形態に変化があったことを話してくれた。
自身も企業で働いてきた中で杉田は、アカペラハーモニーから学んだことの大切さを改めて痛感したという。例えば、“相手の本音を感じる”“自分に合わせるよう強いるのではなく相手に寄り添う”“自分の出すべき音をニュートラな心で周りに伝える”。これらが、職場の人間関係といった悩み解決のヒントになるのではと考え、会社設立に至ったという。
「企業研修や学校教育として『ハモニケーション』というテーマでいろんな人にアカペラハーモニーを体験してもらいながら人と調和することについて語り合っています。今回の事態も不安のためこの先たくさんの方が心身に不調を感じることが予想されます。そんなときに子どもが元気に歌ってくれていればきっと周りの大人も前を向いて笑顔を思い出してくれるのでは。今回のプロジェクトを始めたのはそう思ったからです。」と、今回のプロジェクトへの想いを語った。
インターネットでは、世の中を元気にするために様々な在宅プロジェクトが立ち上がっている。本プロジェクトも、多くの人を笑顔にし素晴らしいハーモニーを奏でてくれることだろう。
株式会社hamo-labo https://hamo-labo.co.jp/
hamo-labo YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCVUKODO-3nVzoSK7VsenLAA