7日に政府は新型コロナウイルス感染拡大を受けて、東京都や大阪府など7都府県に緊急事態宣言を発令し、対象地域では多くの分野の事業が休業要請の対象となる予定だった。しかし、地方が求めた休業中の補償を国が拒否し、休業範囲を巡っても調整がつかないことから、8日に西村康稔経済再生担当相が、7都府県の各知事とのテレビ会議で2週間程度の休業要請見送りを打診。国と都府県での足並みの乱れが問題になっている。
この日の番組でも、緊急事態時の休業要請を巡り、出演者がコメントをしていたが、その中で話を振られた岩尾は「『これ以上様子を見てられへん』からの緊急事態宣言やと思っていたんですよ。なのにまだ2週間様子見る?」と政府の決断の遅さに困惑した様子。さらに、「犬のしつけでも怒る時、しっかり怒らんと犬が戸惑う」と国民を「犬」、政府を「飼い主」に例えた持論を展開。「『待て!』(と)言うてしっかり待ったら、『よしよし』言うておやつとかご褒美、まあ言うたら補償ですよね」と休業と補償のセットが大切と語り、それができない限りは「国の犬たちは戸惑うばっかり」と批判した。
しかし、岩尾のこの発言にTwitterからは、「国民を犬扱いしてるのか?この番組は?」「のんちゃん…嫌いではないけど国民を犬に例えるのはいかんでしょ?」「支援がご褒美の餌?2週間の躾?何言ってるのイワオ?」「きっしょい(=気色悪い)例えをして国民自分らを犬に例えるのほんま無理」などと批判が噴出した。一方で、少数ながら「コロナウイルスによって国民を犬に例え解説wwwおもろ」「犬の躾に例えるのいい。緊急事態宣言出してて何でまだウダウダやってんのかな?!」と岩尾に同調する声もあった。
『バイキング』では、たびたびユーモアのある例え話で視聴者を和ませる岩尾だが、今回は国民を「犬」に見立てたことが物議を醸しているようだ。