この4人と言えば、以前、テレビ東京系で放送されていた『ざっくりハイタッチ』のレギュラーメンバー。軽妙なやりとり、斬新な企画、さらには番組独自のノリが生み出され、お笑いファンには人気の番組だった。バラエティ番組で見かけることの多い鬼越トマホーク(坂井良多、金ちゃん)の喧嘩コントも、この番組の企画が始まりだとされている。
今回、ジュニアの招集で4人が再集結。低予算のため、ピンマイクはなし。ギャラも全員でワンコイン(登録者数100万人を突破するまで)となっている。初投稿となる第1回目は約15分、トークを中心にお届け。すでに70万回再生を突破し、上々のスタートとなった。
芸能人がYouTubeに参戦すると失敗することが多い。有名になればなるほど、アンチが増えるものだが、なぜ彼らは成功を収めているのだろうか。
「まずは『ざっくり』ファンが多いということです。当時観ていなくても、YouTubeには違法アップロードされた動画が残っており、いまだに人気は保ち続けています。さらに、芸人やアーティストなども続々とYouTube界に進出しており、そういった壁がなくなってきたし、3組合同でやるという斬新さも目を引いたのでしょう。そして、一番の要因は彼らの腕にあります。コメント欄では『ワイワイ騒いでるだけの素人とはやっぱり全然違う。芸人さんのトーク力の凄さを改めて感じるわー』『普通のYouTuberが雑談してるだけやったら15分も見てられへんわ、芸人って凄いんやな』『最高のメンツやろ』と、芸人の力を再認識する声が多いのです」(テレビ誌ライター)
同番組は、毎週水曜日と土曜日18時に動画を公開する予定。4人がチャンネルを開設したと周知されれば、人気YouTuberのボーダーラインである100万人登録も夢ではない。先にチャンネルを開設し、登録者数100万人を突破したカジサック(キングコング・梶原雄太)や江頭2:50の背中も見えてくるだろう。今後、彼らがどんな番組をアップするのか、期待したい。