前作「スカーレット」の20.2%を上回る上々のスタート。「わろてんか」(2017年度後期)から6作続けて初回20%超えとなった。
ところが、今月1日、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、同12日まで当面収録を見合わせることが発表されてしまった。
「おそらく、コロナの影響で、そのうちNHKには入場規制がかかると思われます。そのことも想定しての収録見合わせの発表だったと思われます」(テレビ局関係者)
同作といえば、昨年から想定外の事態が連発。撮影がすでに始まっていた昨年11月、スタッフとの意見が合わずに脚本家が降板してしまった。
同ドラマは、全国高校野球大会の歌「栄冠は君に輝く」などを作曲した昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而氏と、妻で歌手としても活躍した金子氏をモデルにした夫婦の物語。
古関氏は1964年の東京五輪の「オリンピック・マーチ」も作曲したとあって、今夏の東京五輪に向け盛り上がるはずだったが、五輪は新型コロナの影響で来年夏に延期。
さらに、コロナに感染し3月29日に亡くなった、タレントの志村けんさんが、主人公が幼少期から憧れる重鎮の作曲家役を演じていた。
「脚本家降板の影響で撮影が遅延。そのため、コロナにもかかわらず撮影を続行していたら、出演者たちの事務所が激怒。そのため、撮影を見合わせざるを得なくなってしまったようだ。最悪の場合、当初の予定よりもかなり話数を減らしての放送になりそう」(芸能記者)
このピンチをどう乗り切るかが注目される。